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まずは近場で“チェアリング”をしてみよう!【目指せ!憧れのソロキャンプ #01】

CT125HunterCub

さて始まりましたこのシリーズ。
最近流行りのバイクキャンプを成功させるためのステップアップ術を学ぶこの企画。
第一回目は、“チェアリング”を紹介します!

CT125ハンターカブ

バイクで出かけて、気に入った場所を見つけて、チェアを組み立ててくつろぐのがチェアリング。

チェアリングとは、アウトドア用のコンパクトに折り畳めるチェアを使った遊び。
とは言っても、難しく考えることはありません。

バイクで走っていて、いい景色を見つけたら、景色を見ながら休んだり、写真を撮ったりすると思います。そこでイスを組み立て、ちょっと贅沢に休憩してしまおうというのが“チェアリング”というわけです。

「バイクで出かけて」「アイテムを組み立てて」「くつろぐ」というプロセスはキャンプと同じです。本格的なキャンプの前に、このチェアリングをマスターしてキャンプで必要な要素をマスターしてしまいましょう!

CT125ハンターカブ

バイクの傍にチェアを広げれば、そこがくつろぎのスペースに。

今回は、ちょっとそこにコーヒーブレイクと簡単な昼食の要素をプラス。イスを持ってバイクでピクニックに行くようなツーリングをイメージしてもらえればわかりやすいかもしれません。

CT125ハンターカブ

CT125・ハンターカブで向かったのは利根川の河川敷にあるデイキャンプ場のある公園。

“チェアリング”で必要なものは、レインウエアや地図などのいつものツーリングの持ち物に、アウトドア用のコンパクトな折り畳みチェア、サーモボトル。それからマグカップにインスタントコーヒーにカップラーメン。今回は、シートバッグに積んできましたが、この程度の荷物だったらデイパックで持ち運んでもいいかもしれません。

CT125ハンターカブ

今回使用したチェアは、ヘリノックスの『チェアツー』。サーモボトルは『Honda mont-bell アルパインサーモボトル』。

今回のチェアリングの肝となるのはサーモボトルでお湯を持参すること。現場でお湯を沸かしたり、煮たり焼いたりの調理をすると、ガスバーナーやガスボンベといったアイテムを揃えたり、調理に時間がかかったり、ハードルが高くなってしまうので一切割愛。お湯だけあれば完了する調理に絞ることで、調理に必要な調理アイテムはサーモボトルだけという超お手軽なスタイルが完成します。

ただこのサーモボトル。ちょっと工夫があって、自宅からお湯を持参場合には一度お湯で内部を温めてから熱湯を注ぐといい。こうすることで、お湯が格段に冷めにくくなります。

CT125ハンターカブ

カップラーメンを途中のコンビニで購入した際に、「あとで食べたいのでお湯をサーモボトルにください!」とお願いすれば、大抵のコンビニでお湯を分けてもらうことができます。

くつろげそうな、気分のいい場所が見つかったら、そこがチェアリングポイント。バイクを止めてその傍らでチェアを置いたら、自分だけの特等席の完成です。

CT125ハンターカブ

大きな荷台を持つCT125・ハンターカブ。センタースタンドを使えばこの荷台がテーブル代わりに。

 

コーヒーを淹れてみよう

CT125ハンターカブ

チェアリングの場所が決まったら、まずは一息つくための飲み物を作ってみましょう。おすすめなのは、一杯分で個包装されたドリップ式のコーヒー。粉末タイプのインスタントコーヒーよりもちょっと手間をかけた方が雰囲気が出ます。マグカップは自宅にあるものでもOKですが、アウトドア用の金属製のものが頑丈で割れる心配もありません。

CT125ハンターカブ

水気のある生ゴミが出るのもこの一杯分で個包装されたドリップ式のコーヒーのいいところ。キャンプでも少なからずゴミは出る。出したゴミの処理を考えるのもキャンプするための訓練になります。

コーヒーを淹れたら、あとはひたすらくつろぐ。昼寝がてら日光浴するのもいいし、地図を見ながら次のツーリング計画を立てるのもいい。とにかくリラックスできたら、チェアリングは大成功です。キャンプの予行演習としてチェアリングを紹介していますが、チェアリング自体も非常に楽しいアウトドア遊びですよ。

CT125ハンターカブ

愛車を眺めながらの最高の一杯!

 

カップラーメンを作ってみる

CT125ハンターカブ

お湯だけでできる料理は? と聞かれて真っ先に思い浮かぶカップラーメンですよね。実際、麺も具も容器も揃ってしかも軽いというカップラーメンは、アウトドアとの相性も非常にいいんです。

CT125ハンターカブ

お湯を入れて3分待つだけの手軽さがなによりいい。

“たかがカップラーメン”と侮ってはいけません。“屋台の焼きそばがウマイ法則”同様、屋外で食べるカップラーメンは格別なんです。愛車のかたわらで食べるカップラーメンはとても美味しい。

 

ちょっと調理に凝ってみる

CT125ハンターカブ

もう少し調理気分が味わいたいなら、用意するものはちょっと増える袋タイプでお湯をかけるだけ即席麺に挑戦してみよう。

用意するものは、アウトドアショップで売られているシェラカップよりもひとまわり大きいロッキーカップと呼ばれる種類の器とお箸です。それから食材は生卵やフリーズドライタイプの刻みネギなどがあると、より調理している気分がアップします。

CT125ハンターカブ

ロッキーカップの大きさが、袋タイプの即席麺にピッタリ。卵を落とすための窪みもあったりして非常に見栄えもよくなります。

カップラーメンを作った時に出るのはゴミだけですが、ロッキーカップを使ったりすると汚れものも出ます。この汚れ物を洗ったり、ティッシュで拭いたりするのもキャンプの要素。キャンプでも、設営→調理→食事→くつろぎ→後片付けという要素は全く同じです。実際のキャンプにはさらに、テント設営→就寝という要素が加わりますが、チェアリングを行っておくと、キャンプに必要な流れや雰囲気は大体つかめます。

もし、テントとなどのアイテムは揃えたけど、いきなりのテント泊はちょっと自信がないという人は、このチェアリングにテント設営&お昼寝なんて要素をプラスしてみると、よりキャンプの雰囲気が掴めると思います。

CT125ハンターカブ

お湯だけでできる料理をマスターすると、今度は現地でお湯を沸かしてみたくなると思います。一度に全てをやろうとせず、少しずつできることを増やしていくことがアウトドアスキルのステップアップのコツです。

 

今回の相棒 -CT125・ハンターカブ-

CT125ハンターカブ

124㎤の単気筒エンジンを搭載したCT125・ハンターカブは原付二種クラス。その特徴は、クラッチレバーの操作がないため操作が簡便で、免許も普通二輪(小型AT限定)を持っていれば運転できることです。タフそうな見た目通り、アウトドア遊びがしやすく、荷台には大きな荷物も搭載可能で、キャンプツーリングにはぴったりの一台です。

■車両価格 440,000円(消費税10%込み)

 

CT125ハンターカブ

初心者を悩ませるクラッチレバー操作がないCT125・ハンターカブは、他のギヤ付きモデルに比べると運転も簡便です。

CT125ハンターカブ

CT125・ハンターカブとなら、ちょっとしたダートもへっちゃら。こんなダートの先で自分だけのチェアリングスポットを見つけてみる。そんなちょっとした冒険を要素に加えると、チェアリングはもっともっと楽しくなりますよ〜。

【文:谷田貝 洋暁(外部ライター)】

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