ホンダの『レブル』シリーズといえば大人気のRebel 250や、新しくラインアップに加わったRebel 1100が勢いあるけど、実は『レブル500(Rebel 500)』も隠れた実力者なんですよ?
レブル500(Rebel 500)は、他のレブルとちょっと違う
他にはないスタイルと走りの魅力で、ホンダのバイクラインアップ中でも大人気モデルとなっているのが『レブル(Rebel)』シリーズ。
特にレブル250なんて、若いライダーからベテランにまで幅広く受け入れられているし、2021年3月に発売されたレブル1100も相当な勢いがあります。
だけど、忘れちゃいけません。レブルは3兄弟。
そのシリーズにはレブル500(Rebel 500)があることを!
レブル500には、独特の味わいがある
クルーザーが大好きな私(北岡)としては、レブル500には250や1100とは違う『独自の個性』があると思っています。
レブルは250も1100も、クルーザーとは思えないようなスポーティさを感じさせるバイクなんですが、500はちょっと違う。味わいがとても深いんです。
味わい深いとは言ってもレブルシリーズですから、実際に乗ってみると、500もなかなかに侮れない走りを披露する訳なんですが、それより何よりレブル500は『ゆっくり流す』時のフィーリングが素晴らしい。
排気量こそ500ccで、エンジンは直列2気筒なんですが、まるで超大排気量のV8エンジンを搭載したアメ車のような豊かさを感じさせるんです。
元をたどれば、レブル500のエンジンは海外仕様のスポーツバイクCBR500Rなどに搭載されているパワーユニットをアメリカンクルーザー向けにアレンジしたもので、最高出力は46馬力。
数値としてはCB400シリーズにも及ばないのですが、その味付けが見事すぎて『バイクはパワーじゃない』っていうことを改めて教えてくれます。
ちなみに私(北岡)はレブル500が登場した2017年に、開発者の方にお話しを伺ったことがあるのですが、その人曰く『走りにドラマがある』ようにしたかったのだそう。
エンジンにドラマチックさを。それが何ともユニークな表現だったので、今でもずっと心に残っています。
レブル500には、独特の世界がある
でも、その表現が的を射ていることは、レブル500に乗ってみるとよくわかる。
パワーに対する考え方が違う、とでも言えばいいんでしょうか・・・レブル500のフィーリングには他にはない独自の世界観が存在するんです。
のんびり流している時のレブル500は、排気量が500ccだなんて思えないほどに豊かさがあって、2気筒よりも、もっと多気筒のエンジンのような滑らかさを感じます。
250や1100のレブルが『アクセルを開けたくなるバイク』だとすれば、レブル500は『アクセル一定のフィーリングに浸りたくなるバイク』といったところでしょうか。
そうしたくなる理由のひとつは、マフラーからの排気サウンドにもあります。
レブル250やレブル1100は、アクセルONと共に耳に届く勇ましいサウンドがエキサイティングなんですけど、レブル500は『ドロロロォー』って腹に響く低音をずっと聞いていたくなる。その音が、なんとも耳に心地いい。
スタイリングはレブル250と共通ですが、バイクとしてのキャラクターは真逆といってもいいかもしれません。
そして、誤解を恐れずに言えば、そのフィーリングの中には最高峰ツアラー『Gold Wing』シリーズに通じるものさえ感じるんです。
なので、レブル500は高速道路のクルージングも実にいい。トバさなくても気持ちいい。
そのあたりを続編でお伝えしようと思いますので、よろしければこのまま続きもお読みくださいね!
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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