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【動画】80年代を駆け抜けたCBシリーズの傑作250cc単気筒ロードスポーツ『CB250RS』【ホンダ歴代バイク今昔図鑑/CB250RS(1980年)編】

ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストが実施されているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!
今回は「CB250RS(1980年)」の貴重な映像を紹介します!

スポーツバイクの原点を求めた250シングル

今回紹介するホンダの歴代バイクは、1980年に登場した「CB250RS」です。

「人車一体の誰もが乗りやすい2輪車」を開発コンセプトに「軽量」「スリム」「ヒラリ感」を追求した250ロードスポーツとして登場しました。

発売時のカタログには、世界GPライダー片山敬済のライディング・シーンと共に「ひらり、俊足。現代(モダン)シングル。」というキャッチコピーで登場。

「軽い、スリム、ヒラヒラ」という、スポーツバイクとして理想的なコンセプトは、当時全盛を極めていた2ストローク250ccモデルとも対等に渡り合える4ストローク250ccとして話題になりました。

CB250RSは1980年以降に登場するホンダ250cc単気筒ロードスポーツのベースとなった車両とも呼ばれています。

エンジンは248ccの空冷4ストロークOHC単気筒で、最高出力は8500回転で25馬力を発揮。

特筆すべきは車両重量(乾燥)で、250ccのオンロードバイクとしては驚異的な128kg!

25馬力という2気筒エンジンに匹敵する最高出力を持ちながら、オフロードバイク並に軽い車体と軽快なハンドリングを実現していたんです。

単気筒エンジンでありながら、2本のエキゾーストを排気バルブごとに設けた「ダブル・エキゾースト・システム」を採用。

同時にマフラーも2本出しになっているので「2気筒よりも軽いシングル」として人気を博しました。

当時人気の高かった四角いデザインの角形ヘッドライトを採用。

アップタイプのエイプハンドルは軽快なハンドリングに貢献していました。

2つの四角いインターパネルが特徴のメーターまわりは、左にスピードメーター、右にタコメーターを備え、中央に各種インジケーターが備わったシンプルかつモダンなデザイン。

1980年3月に発売された初期型はキック始動のみでしたが、翌年の1981年3月には、セルフスターターやハロゲンヘッドライトなどを装備したアップグレードモデルとなる「CB250RS-Z」も発売されました。

右サイドカバーの下には書類やちょっとした小物などが入るフタ付きの収納スペースも備わっています。

軽量かつ車体の幅をスリムにできる単気筒エンジンのCB250RSは、深いバンク角でコーナーをクリアすることができるので、ライバル車とパワーの差があっても、直線で広がった差をコーナーでつめるという走りができました。

さらに1983年型になるとエンジンはSOHCからDOHCとなり、名前も「CBX250RS」に変更され、最高出力は30馬力にアップしました。

ライダー目線からの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。

約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!

【CB250RSの動画はコチラから!】

最新モデルはコレ!『CB250R』

■ホンダ「CB250R」:564,300円(消費税10%込み)

さて、ホンダのCBシリーズは常に最先端の技術と走行性能を盛り込んだスポーツモデルですから、現行車の250ccモデルに例えるなら新世代CBの「CB250R」になるでしょうか。

2018年デビューしたばかりのニューフェイスですが、2019年4月に早くもマイナーチェンジ。前後サスペンションを改良し、シート高が5mm低くなり、足つき性が向上。また、ステップバーの形状を見直し、ライディングポジションにもゆとりが生まれました。

カラーリングも変更され、新色としてマットパールアジャイルブルーを設定。従来のカラーも細部の変更を受けつつ継続され、全4色の設定となっています。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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