Hondaのアンダー400ccクラスには“ちょっと特殊”なバイクが1台あります。車検のある400ccクラスでありながら見た目は極めてスタンダード。発売から4年以上も経ってるのに高い人気をキープ……さて、どのバイクのことでしょう?
正解は『GB350』です!

一般的に普通二輪免許で乗れる排気量400cc以下のバイクにおいて、排気量250cc超~400cc以下のモデルは車検があって『維持費が気になる』と言われがち。だけどそんな中でHondaには発売から昨年までの間、高い人気をキープしつづけてきたバイクがあります。
それが2021年4月に「日常から遠出まで ~The Honda Basic Roadster ~」をコンセプトに新発売となったGB350!

このバイクの存在自体はご存じのかたも多いと思います。2021年の発売直後から車検のある400ccクラスのバイクとしては驚くほどの人気車となったため、街中でもツーリング先でも頻繁に見かけると思います。でも、発売から今日まで特に大きな仕様変更はなく、強いて言えば2025年6月にはじめて「ツートーンカラー」が採用されたことが最も大きなトピックスかもしれません。
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ご覧のとおり見た目はいたってスタンダード。すこしマニアックな見方をすれば「完全空冷の単気筒エンジン」を搭載していることがクラシカルなバイクを愛する人々から支持される理由のひとつにはなりますが、それだって若い世代のライダーにはあまりピンとこない要素かもしれません。
しかも、その空冷単気筒エンジンが……

排気量348ccもあるのに最高出力がたったの20馬力しかない!
見た目は極めてシンプルで、特にパワーがあるわけでもない。現時点での最終的な結果はまだ未確定ですが、昨年まではHondaのベストセラーバイクのひとつに数えられるほどの人気&実績を誇っています。
なんでそんなに人気があるのか……その理由は?
実はGB350って『ものすごく尖ったバイク』なので!
実は答えは簡単なもので……GB350はある意味『Honda車の中でもかなり尖ったバイク』だからです。平たく言うと、スペックの数字からじゃ読み取れない魅力だらけすぎる。
それに考えてみてください? 世界最高峰レースMotoGPでも戦うHondaが「空冷単気筒エンジンなので20馬力しか出せませんでした」なんてことはありえないんです。出そうと思えば馬力自体は出せる。だけど「あえて」パワーを切り捨てた……それもびっくりするほど潔く!
そのうえで『数字に表れないもの』を徹底的に追求したバイクこそがGB350です。

その魅力は本当にいろいろありますが、事実としてGB350はバイク免許を取り立ての若年層初心者ライダーから、様々なバイクを乗り継いできたベテランまでも虜にしてきました。なんなら1000ccオーバーの大排気量車に乗り慣れた人さえ、たった20馬力しかないGB350を絶賛する。リップサービスではなく、これを書いている私(北岡)も実は本気で購入を検討している1台だったりします。
じゃあ、その魅力って何なの?

今回はそれを個人的に「CBシリーズが好き!」という贔屓目も含めて全力でお伝えさせていただきたいと思います。
それでは最初に「いちばん大好きなポイントから!」と言いたいところですが、お話したいことがたくさんありすぎて長くなること必至なので続きは【続編】にて。この後は勢いよくいきますので、ご興味のあるかたはお付き合いくださいませ。
まずもってGB350、なんと言っても『エンジンの音と味わい』がたまらんのです……
【文/北岡博樹(外部ライター)】

















