バイクで移動するようになると悩むのが駐車場(駐輪場)かもしれません。
初めてバイクで出かけると、どこに駐めて良いのか分からないというライダーもいるはず。
そこで今回は出先で必ず直面する、駐車場問題に関して説明していくことにします。
バイク専用駐車場を利用する
バイクを駐車するのであれば、二輪専用駐車場が最も便利。
バイクのことを考えているので使いやすいし安心できます。
でもどうやって探せばよいのでしょう?
HondaGO RIDEを活用して駐車場を探す
スマホにHondaGO RIDEのアブリが入っていればバイクパーキングの検索は簡単です。
トップ画面で一番下までスクロールすると“全国バイク駐車場案内”が表示されます。
HondaGO RIDEには、(一社)日本二輪車普及安全協会が提供している二輪駐車場情報が簡単に利用できるようになっています。
探したい駐車場の条件を入力すれば、候補が出てくるので選択して進んでいけば経路が出てきます。
ちなみにこの駐車場検索では“akippa(運営:akippa株式会社)”という予約制駐車場も表示されます。
akippaには日本各地の空きスペースなどが登録されていて、これらの場所にバイクを駐めることができるのです。
クリックするとakippaのサイトに移動するので、最初にユーザー登録をします。
あとは使用する日時、車種、ナンバー、連絡先を入力して決済が終了した次点で予約完了です。
事前予約ができるので、必ず駐めたいという場合はメリット大。
当日でも予約できるところがあります。通常の二輪専用駐車場と上手に使い分けてみてください。
バイク用のゲート式駐車場
ここからは、都内で見られる二輪専用駐車場の使い方を説明することにしましょう。
都心部ではゲート式のパーキングがあります。
これは都庁オートバイ専用駐車場。東京都庁のすぐ近くにあります。
看板の案内に沿って進むとゲートがあり、そこでチケットを受け取って駐車するシステム。
ゲート式の二輪専用駐車場は規模が大きいことが多く、こちらも43台を収容することができます。
新宿駅や都庁へのアクセスが良好なことに加え、地下鉄都庁前駅に直結。
とても使い勝手が良い二輪専用駐車場です。
屋内なので雨や風にさらされることもありません。
都内にあるゲート式の二輪専用駐車場でも六本木ヒルズ・クロスポイントはエレベーター式なのが特徴。
専用エレベーターでバイクと一緒に地下に降りていきます。
地下駐車場に到着してエレベーターの扉が開くとゲートがあります。
チケットを取って空いているスペースに駐車するのは都庁のオートバイ専用駐車場と同様です。
こちらでありがたいのは、コインロッカーが設置されているところ。
ヘルメットやジャケットなどを預ければ、街を歩くときも身軽。こういう設備があると、バイクを移動手段として活用しやすくなります。
バイク用パーキングメーター&チケット
こちらは原宿表参道。
道路脇にバイク用パーキングスペースがあります。
枠の中にバイクを駐めたらチケットを発券します。
四輪のパーキングチケットと似ていますが、違うのはナンバーの数字を入力すること。
チケットにナンバーが印字されるので悪用されたりする心配がないわけです。
チケットが出たら領収書を剥がして保管しておきます。
万が一チケットが剥がれてしまったりしたときも、これがあればチケットを購入して駐車していたことが分かるわけです。
領収書を剥がした裏側は粘着テープになっているので、二つに折ってメーターやタンクなど目立つ場所に貼り付けるようにします。
こちらは新宿駅の近くにある、エコステーション21あおい通り自転車等駐車場。
道路脇に合計41台分のバイク用のパーキングスペースができています。
こちらはチェーンロック式。
駐車したらチェーンをフロントホイールに回し、機械に差し込みます。
出庫するときは駐車場所の番号を打ち込んで料金を支払うとチェーンのロックが解除されて出庫できるシステムです。
二輪も使えるゲート式駐車場
一般的にゲートのある四輪用駐車場の多くはバイクに対応していないのですが、ゲート式でありながらバイク専用の通路が設けられているような駐車場も少ないながら存在します。
写真は東京都品川区の潮風公園北駐車場。
大型バイクでも無料で駐車することができます。
ただし台数が10台と少なく、人気が高いので埋まってしまうことが多いのがネック。
若洲海浜公園も同様にゲート式でありながらバイクの駐車が無料で可能。
こちらは騒音対策のために午後9時から翌朝午前5時までの時間は入庫することができません(出庫は24時間可能)。
四輪用パーキングにバイクは駐められる?
四輪用のパーキングメーターやパーキングチケットにもバイクを駐車することができます。
この場合、1つの枠に複数のバイクを入れることはできません。
1つの枠に駐められるのは1台のバイクだけです。
パーキングメーターの場合、機械がバイクを感知して作動するのを確認する必要があります。
タイマーが動き出したら感知した証拠。
料金を支払えば駐車することができます。
基本的に通常のパーキングメーターは四輪を考えてセンサーが設計されているため、バイクが検知されにくいこともあります。
バイクが感知されない場合、パーキングメーターに駐めることはできません。
また最初は作動していても途中でバイクが感知されなくなってしまうことも考えられ、その場合は駐車違反取締の対象になってしまいます。
道交法的には四輪用パーキングメーターにバイクを駐めることは可能なのですが、システム的な面で不安があることは念頭に置いておくべきでしょう。
原付一種・二種は駐輪場が多い?
中型、大型のバイクに比べて原付は駐車できる場所が増えます。
自転車置き場に原付が駐車できるようになっているところがあるからです。
都心から離れた地域に行くと、駅の周辺で時々目にするのが自転車と原付の駐輪場です。
こういった駐輪場の場合、50ccしか駐められないというところと原付二種(51cc~124cc)まで駐められるところがあります。
地方都市では地方自治体が運営している無料の駐輪場も見かけます。
いくつかの自治体に確認したところ対象が原付一種までだったり、原付二種も駐められたりとマチマチでした。
通勤で駐輪場を使用するという方もいらっしゃるかと思いますので、事前に確認しておくようにしてください。
ライダーの声で駐車場は増やすことができる
“全国バイク駐車場案内”には、“駐車場リクエスト(要望フォーム)”があります。
このフォームで二輪駐車場を設置してほしい場所等を打ち上げておくと、(一社)日本二輪車普及安全協会が取り纏めて、行政・関連団体へユーザーの声を届けてくれますので、二輪駐車場が増えるキッカケになるかも知れません。
注)駐車場整備を保証するものではありません。
二輪専用駐車場を積極的に活用し、声を届けることで二輪専用駐車場の不足が解消されていく可能性があるのです。
今回は東京都心部の駐車場などを中心に紹介しましたが、都市や地方によって若干の違いがありますので、お住いの地域の状況も確認してみてください!
二輪専用駐車場の状況がわかれば、もっとバイクを便利に使うことができるはずです。
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【文/後藤武(外部ライター)】