リード125(LEAD125)が他の原付二種スクーターよりも優れているのはどんなところなのでしょうか? まずはスクーター選びで重視されることが多い、利便性や実用性を検証してみたいと思います。
【前編】からの続きです
欲しい装備が「全部入り!」原付二種スクーターのお手本のようなリード125(LEAD125)
もし、あなたが原付二種のスクーターを選ぶとしたら、まずどんなところを重視しますか?
乗り味や走行性能? デザインやスタイル? それとも日常的に使いやすい実用性?
もちろん、バイクに求めることは人それぞれ違いますから、正解があるワケではありません。
でも、筆者の私(岩瀬)は原付二種スクーターを選ぶとき、まずは「実用性」を重視しています。
その次に「走行性能」→「デザイン」の順番になるでしょうか。
でもこれって、個人的に「趣味としてバイク」を選ぶときとは全く逆の順番なんです。
バイクは「趣味性が高い乗り物」といわれることがありますが、原付二種スクーターを選ぶときは不思議と実用性から求めてしまいます。
それだけ原付二種クラスのスクーターには日常的に使いやすい機能が揃っていて欲しいと思っているのかもしれません。
リード125(LEAD125)が他の原付二種スクーターに比べて特に秀でているのは、シート下のラゲッジスペースの広さですが、他にもまだまだたくさんの利便性あるんです。
そこで今回は、LEAD 125の実用性や利便性から検証し、筆者の私(岩瀬)が感じた「便利なところ8選」をご紹介します。
シート下スペース以外もこんなに便利!リード125の「便利なところ8選」
『アナログ&デジタルメーター』
バイクで走行中に時間を知りたい時って結構あると思います。
リード125は「時計」や「燃料計」が表示される液晶ディスプレイ付き。
これらは街乗りや通勤など日常での使い方に本当に便利で、筆者の私(岩瀬)は、これが有りか無しかで購入を判断するほど。
他にもODOメーターやトリップメーターの切り替えが可能で、夜間はスピードメーターの針や数値などが光る仕組みになっています。
『コンビニフック』
使わない時は格納しておける、ストッパー付きの大型フックが備わっています。
コンビニやスーパーでちょっとした買い物をしたときは、シート下に入れるよりこのフックに引っ掛けた方が素早くて便利。
マイバッグをシート下やフロントインナーボックスに入れておけば、毎回ビニール袋を購入しなくて済みますね。
『ワンタッチシート&給油口オープン』
例えば買い物などをした後、シート下に物を入れるとき、ボタンひとつでシートがオープンできると便利ですよね。
リード125には、シートやフューエルリッドをワンタッチで開閉できるボタンが備わっています。
また、鍵穴を壊されないようにシャッター付のキーシリンダーになっているので、盗難抑止に効果を発揮してくれます。
『シガーソケットタイプのパワーアウトレット付き』
ペットボトルなどの飲み物はもちろん、お財布などの手回り品を入れておけるフロントインナーボックスも超便利です。
さらに、この中には電子機器を充電しておける12Vのパワーアウトレットが標準装備されています。
いつの間にかガジェット類の電池が少なくなっていることもあるので、そんな時に安心&便利でありがたい!
『サイドに広いフラットフロアボード』
リード125のフロアボードは、ホンダの原付二種クラスのスクーターで最大級に広いです。
イメージとしては50ccの原付一種スクーターと250ccビッグスクーターの中間くらいの大きさ。
特に横幅が広いので、大柄なライダーでも窮屈になりにくいと思います。
筆者の私(岩瀬)は身長172cmの平均的な日本人の身長ですが、足を置く位置に結構ゆとりを感じました。
個人的には足を投げ出すタイプのスクータースタイルより、足が自然に曲がるくらいのライディングポジションの方が乗りやすく感じます。
これは個人差や好みもあると思いますが、サッと跨ってすぐ走り出せるのはスクーターならではの利便性ですよね。
『ライダーもパッセンジャーも疲れにくいシート』
個人的にバイクを購入する時、長距離のツーリングが好きな私(岩瀬)は「シートの座り心地」を結構重要視します。
長くバイクに跨っていると、身体はそんなに疲れていないのに、お尻だけ痛くなって休憩の回数が増えることってありますよね。
リード125のシートは足つき性を高める為に前方は細く絞られていますが、ライダーが座る位置は幅広くなっていて、跨るというより、まるで快適なソファーに座っているようなシート形状になっているんです。
それにタンデムシートも同じく座る位置が幅広でクッション性が高いので、パッセンジャーも疲れにくいんです。
『グラブバーも兼ね備えた荷掛けフック付きリアキャリア』
2人乗りが可能な原付二種スクーターならではの利便性として、グラブバー代わりにもなるリアキャリアが備わっています。
例えば、パッセンジャーを乗せて、駅や自宅まで送ったり、2人で観光地を巡ったりできるのは便利ですよね。
シート下のラゲッジスペースに入りきらなかった荷物はこのリアキャリアに積載できます。
また、純正オプションのトップケースも付けやすく、配達業やビジネスシーンでも活躍してくれます。
『環境に優しく、燃費の良いeSPエンジンとアイドリングストップ』
原付二種のスクーターに求めるものとして、日々のランニングコストを抑えられる「燃費性能」も重要ですよね。
街乗りや普段使いで日常生活の一部として使う場合、可能な限りガソリンを入れる機会を少なくしたいのが本音です。
でも安心してください、リード125のエンジンはクリーンな排ガスと低燃費性能に優れた「eSPエンジン」が採用されています。
走行状況に応じて最適な燃料供給を噴射してくれるインジェクションシステム「PGM-FI」と組み合わせることで、使用ガソリンを極力抑えることができます。
また、停車時に自動でエンジンが一時的にストップする「アイドリングストップ機能」も備わっているので、環境にも優しく、ランニングコストをできるだけ抑えることができるのも便利です。
クルマのように「生活の必需品」になってくれる原付二種スクーター
もしかしたら125ccの原付二種スクーターは、全てのバイクカテゴリーで一番、日常生活で使いやすい排気量クラスかもしれません。
リード125は、個人的に欲しい「便利機能」が全部入りの原付二種スクーターでした。
低燃費でランニングコストを抑えることができ、普段使いがしやすい利便性は文句なしです。
次回はいよいよリード125の走行性能についてご紹介したいと思います!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】
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