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【街乗り無双】大都会を縦横無尽! 街乗りで250ccオフロードバイクが便利すぎっ!?【ホンダの道は一日にして成らず 第11回/Honda CRF250L 街乗り編】

ホンダの新型『CRF250L』はガチガチのオフロードオンリーなバイクじゃありません。実は街乗りでも、ものすごく『使えるバイク』だったりするんです。

250ccオフロードバイクが『街乗り無双』な理由

一般的な感覚で言うと、ちょっと縁遠く感じられるのがオフロードバイクっていうジャンルで、そのあたりの理由は【前編】でお伝えしたとおり。

だけど『オフロードを走るため』のパッケージって、実は街乗りでかなり快適なんです。

これは【前編】で書いたことですが、何よりもまず軽い! そしてスタンダードモデルのCRF250Lはシート高830mmの数字からは想像もつかないレベルで足つきも良いのでストップ&ゴーを繰り返す街乗りでもストレスはありません。

CRF250Lは街乗りが快適な要素だらけ

まず、根本的にCRF250Lはオフロードを走ることを想定されたバイクです。

そしてオフロードでは岩や大きな段差を乗り越えたりするシーンも当然ある。そのため前後サスペンションのストローク量がオンロードバイクとは比較にならないほど、長く取られています。

そのおかげで乗り心地が抜群!

これはもうオンロードバイクの『快適な乗り心地』とは次元が違います。

荒れた未舗装路を走破する性能を与えられたバイクで、整備された都会の道を走る訳ですからね。ちょっと段差なんて無いようなもの。

それにアイポイントも高いので視界が広く、街のめまぐるしい交通事情を俯瞰するのにも有利です。

クルマでも4輪駆動のオフロード車やSUVが都会でウケているのと同じ感覚と思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。

そして、日本のオフロード(走行可能な林道など)っていうのは、ほぼ間違いなく道が狭い(笑)

そんな中で時にはUターンしなきゃいけないこともあるため、オフロードバイクは基本的にハンドルがものすごく切れます。

このハンドルの切れ角のおかげで、街中の狭い路地や混雑した道路でもクルクルと身軽に立ち回れるんです。

エンジン特性に関してもそうで、オフロードで重要視されるのは最高速じゃありません。それよりも難所を乗り越えていける低~中速の力強さが大事。

そして悪路でエンストしないように、極低速域でも粘り強い特性が与えらえています。

排気量だって250ccもあれば、街中でパワーが不足する事態なんてありませんしね。

もうだいたい予想がつくと思いますが、CRF250Lはそれら要素を全部備えたバイクなんです。

重量の軽さ、アイポイントの高さ、足つき性の良さ、乗り心地の良さ、小回りの利くハンドル切れ角、そしてダッシュ力に優れたエンジン。

ここまで条件が揃えば『街乗りが快適』だなんて言うまでもありません。

正直、街でこのバイクの機動力と勝負できるのは原付二種や150ccのコンパクトなスクーターだけでしょう。

ただ、それらは本質的にシティコミューターで、街に特化したパフォーマンスが与えられているのだから当然のこと。逆にそうでなきゃ困ります(笑)

でもCRF250Lは違う。

本質はあくまでオフロードバイク。副次的な産物によって『街乗り無双』になっているだけです。

CRF250Lにはバイクとしての『広がり』がある

だけどCRF250Lは排気量250ccだから高速道路に乗って遠出だってできる。

そのうえで『オフロードに踏み込める』っていうワクワク性能まで与えられているんです。

毎日の通勤や通学に使えるくらい便利でも、バイクとしての広がりは段違い。

そして、その核心となるオフロードの世界。次回はそこに踏み込んでみようと思います!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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