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春を過ぎてもツーリング先はまだ寒い? バイクは『ちょっと厚着』がオススメです!【バイクライフ・ステップアップ講座/春ツーリングの寒さ対策 編】

気温差のある場所へも瞬時に行けて、走行風を常に受け続けながら走る「初夏のバイクツーリング」は、普段着の肌感覚より「プラス1枚程度の厚着」がオススメなんです。

暖かい時期でもバイクツーリングは「ちょっと厚着」がオススメな理由とは?

凍えるように寒かった冬を乗り越えると、バイクツーリングが快適な「春夏シーズン」がやってきます。

しかしながら、初夏においては薄着で過ごせるくらい暖かい日がある一方で、ちょっと寒い日もあったりと1日の寒暖差が大きいですよね?

特にバイクツーリングにおいては、標高の高い場所や気温の差があるエリアにも気軽に行けてしまうので、普段のように街で過ごしている感覚とは大きく異なります。

出発前は暖かくても、走行風を受けながら長時間バイクで走っていると、想像していた以上に寒くなり「もっと着込んでくればよかった……」と思うこともしばしば。

ですから、ライダーが着るライディング装備は普段着以上に注意したいものです。

 

普段着の感覚よりもプラス1枚!「暑ければ脱ぐ」がキホンです

バイク用のライディングウエアは一般アパレルと同じように「春夏用ウエア」と「秋冬用ウエア」がラインアップされ、シーズンに合わせて“衣替え”できるようになっています。

当然ではありますが、秋冬のライディングウエアに比べると、春夏のライディングウエアは生地やレイヤー構造も薄手になり、防寒性よりも通気性や快適性が重視されています。

ウエアの種類によってはインナーが着脱できたり、通気性をアップさせるベンチレーション機能が備わっているモデルなど、3シーズン、もしくは1年通して着られるモデルもあります。

しかし、高低差のある場所や、走行風を受けながら走るバイクツーリングは「その日の平均気温より寒く感じる」と想定しておいた方が無難です。

そこでオススメなのが、コンパクトに収納できるインナーダウンジャケットやウインドブレーカーなどを余分に1枚持っていくこと。

暖かくなった初夏にダウンジャケット?と思うかもしれませんが、エリアによってはまだ寒さの残る場所もあるので、これくらいの厚着でも充分なくらいです。

長時間走行風を浴び続けたり、標高が1,000m、2,000mを超えるようなエリアにおける気温差の激しいケースでも、余分のウエアが1枚あるだけで寒さの感じ方が全く変わってきます。

RSタイチ 防風インナージャケット(税込:3,080円)

また、初夏はもちろんのこと、7月8月のような真夏に、メッシュジャケットの下に着込めるコンパクトなウインドブレーカーなどもあります。

このようなミドルインナーとなるジャケットを1枚余分に着ていき「暑くなったら脱ぐ」というレイヤードを心がけましょう。

暖かくなった春先のツーリングは『ライディングウエアにプラス1枚』のちょっと厚着がオススメなんです。

 

レインウエアを防寒具として使う手もある

インナージャケットを1枚余分に持っていくのは「ちょっと面倒くさい……」あるいは「持ってくるのを忘れた……」と言う場合には『レインウエアを防寒具として使う』という手段もあります。

ちなみに、筆者の私は片道300km以上走る場合や、1泊2日以上のツーリングには、例え天候が晴れの予報でもレインウエアを持っていくようにしています。

雨が降っていなくても、上下のレインウエアは、寒くなれば防寒具として着ることができるからです。

普段は荷物として持って行き、雨が降ったら着る、というのがレインウエアの役割だと思いますが、防寒具としても使えると思えば一石二鳥。実際にこれで幾度となく寒さから救われています(笑)。

いかがでしたか?

このようにツーリング先で想定よりも寒くなった場合は、レインウエアを防寒具として使うのもオススメですよ。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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