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250ccのバイク1台で何でも楽しみたいなら『CB250R』は最有力候補のひとつです!【ホンダの道は一日にして成らず 第22回/Honda CB250R 後編】

抜群に運転しやすいのがCB250Rだけど、それだけじゃない。ツーリングからワインディングまで、これ1台でぜんぶ楽しめるのがCB250Rの最大の魅力です!

ちゃんと走らせると『CB250R』は予想以上にスポーティ!

【前編】から【中編】に続き、バイク初心者の人に最高の1台としてCB250Rをピックアップしてきましたが、私(北岡)個人としてはCB250Rっていうバイクに対して別角度からの想いがあります。

それをシンプルにひと言でまとめるなら『CB250Rは優しいだけじゃないんだぞ!』っていうこと。

これは厳しい面もあるっていうことじゃなくて、もっとポジティブな話。CB250Rって、走らせた時の楽しさが、シンプルにわかりやすいんです!

【中編】からの続きです

アクセルを開けると同時に、スパパッ!っていう軽快な排気サウンドを響かせて力強く加速。もう単純にそれが気持ちいい。

必要な時に、必要なだけのパワーが湧きだしてくるから、自由自在に街中を駆け抜けることができちゃいます。

しかも、その『わかりやすい楽しさ』はワインディングロードで最高のエキサイティングに化けるんです。

最高出力27馬力を9,000回転で発生する単気筒エンジンは、まさに楽しさの塊といったところ。コーナーの出口に向かって、持てるパワーを使い切るつもりでアクセルを開けていく時なんて、快感以外の何物でもありません。

でもそんなの、ある程度バイクに乗れる技術のある人だけが楽しめるものでしょう? って初心者の人なら思うかもしれません。

だけどCB250Rは違う。

乗り手のスキルを問わずに『バイクでスポーツすること』の楽しさを味わうことができる。それは、このバイクの大きな美点のひとつ。

先に私はCB250Rを『ライダーに自信を与えてくれるバイク』だって言いましたけど、それは峠道でもまったく同じことが言えるんです。

街中で運転しやすくて、バイク初心者も安心できるCB250Rですが、やっぱりそこはホンダの『CB』なんですよね。

つづら折れに連続するツイスティな峠道を駆け抜ける時は、紛れもないスポーツバイクとして、秘めた潜在能力の高さを発揮してくれる。

走りに妥協はありません。まぁ、ホンダのスポーツバイクですから、それも当然っちゃ当然のことなんですけど!

ゆっくり走ればテイスティなのも魅力的

でも、そんなスポーツ性を隠し持つ反面、CB250Rを本当に『いいバイクだなぁ』って感じる瞬間は、実はのんびり走っている時だったりします。

ペースは時速50kmくらい。ギヤは4速あたりでトコトコ走るような、ツーリングによくあるシチュエーションです。

この時のCB250Rは、適度な単気筒エンジンの鼓動感を感じさせつつ、穏やかそのもの。

峠道で感じたエキサイティングさとは真逆に、味わいのあるフィーリングでライダーを包み込んでくれます。

アップハンドルで乗車姿勢も快適だし、単気筒エンジンで燃費もいいから、ぶっちゃけツーリングバイクとしてもかなり優秀なんですよね。

ですから、もし250ccクラスで、1台で何でも楽しめるバイクを探しているなら、CB250Rはけっこう有力候補だと思います。

万能系のバイクは、ときに『個性が無い』なんてことを言われがちですけど、CB250Rは痛快&テイスティなエンジンだけでも十分にキャラが立ってるし、そもそも新世代CBシリーズとしてスタイリングも特徴的。個性が薄いなんてことはありえません。

だからもし、今、CB250Rを『ちょっとイイなぁ』って思っている人がいたら『その選択、正解ですよ!』って言ってあげたい。

バイク初心者の人に優しくて、街中では機動力高め。ワインディングはCBらしくスポーティなのに、ツーリングも快適に楽しめる。

それほどに超万能ながら、個性も強い250ccネイキッド。

CB250Rから拡がるバイクライフの可能性は、全方位に向かって無限大だと思います!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

 

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