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【新型CB400SFレビュー・前編】ついに「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」国内初試乗!歴代CB400SFにすべて試乗してきたライダーが次世代の“スタンダード・ネイキッド”の実力を試す!

待望の新型「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」がついに公道デビュー! 歴代モデルが磨き上げてきた扱いやすさと上質な走りを受け継ぎながら、最新技術によって新たな魅力を手に入れた新型スーパーフォアを早速初試乗し、そのエンジン特性やハンドリング、快適性、そして今回から新採用されたHonda E-Clutchの威力を徹底検証しながら、新世代スーパーフォアの魅力に迫ります。今回は月刊オートバイ誌のメインテスター/太田安治氏が試乗したファーストインプレッション【前編】をお届けします!

※この記事は2026年10月1日発売号の『月刊オードバイ11月号』に掲載されたものを編集・一部抜粋して転載しています。

軽快なフットワークと伸びやかなパワー感が生む爽快な走り

Honda CB400 SUPER FOUR E-Clutch ■総排気量:399cc ■エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ■シート高:780mm ■車両重量:187kg ■価格:99万8800円 ■発売:2026年8月21日

CB400 SUPER FOUR(以下CB400SF)は、1992年の初代登場以降、エンジン・車体ともに改良を重ねに重ね、400ccネイキッドの王道を歩んできました。環境規制の強化によって2022年に生産終了した後も後継モデルを望む声が多くありましたが、日本国内市場の縮小と規制対応による生産コストの上昇を考えると、4気筒400cc車の復活はちょっと難しいのでは? との意見もありました。

風向きが変わったのは中国を始めとするアジア市場の活況。中国では生活の道具として小排気量車の需要が大きいことに加え、所得の増加によって趣味の乗り物としてスポーツモデルの人気が急上昇してきました。そこで中国市場向けに企画されたCB500 SUPER FOURと共に、日本向けとして開発されたのが新型CB400SFです。

車名こそ前モデルから受け継がれていますが、エンジンから車体までの全てが新設計。モデルチェンジではなく、完全なブランニューモデルで、しかも単にCB500SFをスケールダウンしたモデルではなく、塗装から組み立てまでを日本の熊本工場で行う「メイドインジャパン」。目の肥えた日本人ライダーを納得させるクオリティに仕上げられています。

実車に触って最初に感心したのが取り回しの軽さです。車重が先代のSFより14kgも軽い187kgに収まっていることに加え、マスの集中化(重量のあるパーツを車体の重心に近付けること)が効いているのでしょう。それでいて足つき性も良好です。

ライダー身長:176cm、64㎏

シート高は先代SFより25mm高いですが、実際に跨がってライダーの体重が載ると、前後サスペンションがスッと沈み、さらに内腿に当たる部分をそぎ落としたシート形状で脚を真っ直ぐに降ろせるから、体感的な足つき性のよさは先代と変わらず、小柄な女性ライダーでも臆さず乗り出せると思います。

試乗日は雨が降ったり止んだりで、路面のコンディションが刻々と変わる状況でしたが、ここで優位性を発揮したのがHonda E-Clutchと4気筒エンジンのコンビネーションが生むスムーズな駆動力制御です。

濡れた路面での発進、特に路面にペイントがある部分では後輪のスリップに注意が必要ですが、新型CB400SFはスロットルを開けるだけで微妙な半クラッチ状態から完全に繋がるまでを見事にこなします。

僕はクラッチレス車を試乗・評価するときに「濡れた路面でのUターンが怖くないか」も要件に入れて考慮しますが、過去に乗った自動クラッチ車の中でも、新型SFのEクラッチ制御はトップレベルです。さらに僅かな後輪のスリップも検知して、トルクコントロールが気付かないうちに介入してくれます。

スキルのあるライダーが慎重に行う一連の操作を、安心してオートバイに任せられるんです。

後編に続きます

【文/太田安治(外部ライター)撮影/赤松 孝】

【Honda CB400 SUPER FOUR E-Clutch 公式サイト】

https://www.honda.co.jp/CB400SF/

【Honda CBシリーズ スペシャルサイト】

https://www.honda.co.jp/CB/

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