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新型ストリートファイター来たる!『CB1000 HORNET(ホーネット)』が2024年モーターサイクルショーでお披露目!!

ストリートファイターというバイクジャンルは、バイクに詳しくない方にはまだあまり知られていないジャンルだと思います。
基本的にはネイキッドと似たスタイルですが、違うのはスポーツスペックが高く設計されていること。

そんな注目のストリートファイタージャンルに、ホンダから新型『CB1000 HORNET』が投入されます!

今回はモーターサイクルショー2024でお披露目されるCB1000 HORNETの実車で見ておきたい部分を紹介していきます!

スズメバチのように棘があるホーネット

こちらが現時点で公開されているCB1000 HORNET。
発売時期やカラー、スペックなどは公開されておらず、海外ではEICMA2023にて公開されましたが、日本ではモーターサイクルショー2024で初公開となります!

最近はレトロブームで大型車もどこかレトロな雰囲気を感じさせるモデルが多くなっていましたが、CB1000 HORNETはそんな流行りの先を行くような、攻撃的でスポーツライディングを感じさせる佇まい。
まさに生粋のストリートファイターと言えるスタイリングです。

エンジンは水冷4気筒が搭載されており、CBR1000RR-Rのようなスーパースポーツモデル並みの高い出力とトルク特性を実現しています。

ストリートファイターのエンジンにはフルカウルスーパースポーツの物が流用されることは多く、現に今の現行車でラインアップされているストリートファイターはほとんどがスーパースポーツのエンジンが流用されています。

「そりゃ速いわ!」と納得してしまいますが、そのまま流用するのではなく、ストリートファイターの車体に適した出力特性や、CB1000 HORNETのコンセプトに沿ったフィーリングなど、しっかりこの車体でこのエンジンを扱う意味を持ってセッティングされるため、単なる流用ではなく、スーパースポーツエンジンの公道で楽しめる違った一面が垣間見える特性に仕上がってくるはずです。

足まわりはスポーツエンジンに対応したスペック。
倒立フォークにダブルディスク、ラジアルマウントキャリパーなど、スポーツバイクに欲しい装備は備わっています。

ですがサスペンションなど中身のセッティングはスーパースポーツのようにレベルの高いサーキット走行ではなく、公道で楽しめる範囲のスポーツセッティングなので、この点もどれくらいの扱いやすさなのか気になるところ。

デザインは洗練されたアグレッシブかつ先進的なスタイリングとなっており、2眼ヘッドライトからタンクにかけて流れるようなデザインとなっています。
日本での販売カラーは正式発表されていませんが、流線系のゴツゴツ感と一気にシュッと細くなるクビレがまさにストリートファイター。

テール周りは尖ったデザインでゴツゴツせずスッキリしているので、フロントがファットで迫力があり、リアはスーパースポーツ並みにスッキリしているというストリートファイターのトレンドがしっかり盛り込まれています。

他にも5インチTFTメーターを採用しており、ライディングモード変更、HSTC、エンジンブレーキコントロール機能など電子制御も搭載されています。
公道を走るうえで常にフルパワーではいくらストリートファイターでも乗りにくいので、電子制御によってシュチュエーションに適したパワーで乗ることができます。

ストリートファイターは公道ベースのSS


スーパースポーツでよく言われるのが「たしかに速くて最高だけど、公道で扱いきれない」ということ。
サーキットなどリッターバイクのフルパワーを活かせる場所であれば存分に楽しめますが、公道の移動などではパワーがありすぎるため、そう感じるライダーも一定数多いようです。

それはスーパースポーツのエンジンを流用しているCB1000 HORNETにも言えることかもしれませんが、あくまで公道にメインを置いたストリートファイターでは性格が大きく変わってきます。

出力特性は公道で扱いやすい低中速が重視され、足回りのセッティングもサーキットではなく凸凹も考慮された公道ベースなので、乗りやすさはまるで違うはず。
それに加え車体自体も大型らしいビックサイズではなく、軽量コンパクトで扱いやすい車体サイズとなっているので、言い方を変えればリッタークラスの大型に乗りたい初心者の方や、公道でのスポーツライディングを楽しみたいベテランライダーなど、幅広いライダーを楽しませてくれるマシンに仕上がっているはずです。

スペックなどの詳細は発表されていないので、断言はできませんが、今回のモーターサイクルショーの展示ではストリートファイターとして公道をどれくらい意識しているのか、どういうライダーに向いているのかを実車を見ながら確認しておきたいところです。

モーターサイクルショーへ実車を見に行こう!

ストリートファイターというバイクジャンルはネイキッドやフルカウルほど馴染みがないだけで、かなり前から存在していました。
当時も今もストリートファイター自体のスタイルは変わっていませんが、当時よりも高性能なバイクが増えたため、自然と現代のストリートファイターもかなりハイテクになっています。

電子制御のおかげで本来サーキットで活躍するスポーツスペックを公道に転用できるため、公道を走るならスーパースポーツよりもストリートファイターのほうが扱いやすくて楽しめるかもしれません。
CB1000 HORNETはそんな現代のストリートファイターとして仕上がっているはずなので、モーターサイクルショーの会場で是非実車を見てみてください!

※写真は、全て、EICMA2023出展モデルです。展示・市販モデルとは仕様が異なります。
【文/佐藤快(外部ライター)】

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