HondaGO BIKE LAB

CL250とCB250Rに乗る20代夫婦が語るバイクのあるライフスタイル

箭田航一さん、彩乃さん夫婦は、結婚式を挙げるのと同時に2人で普通二輪免許を取得してバイクデビューを果たしました。

いったいどのような経緯でバイクに乗ることになったのか。
そして現在はどんな楽しみ方をしているのかを教えていただくことにしましょう。

峰不二子に憧れてバイクデビュー

2人で免許取得をするキッカケを作ったのは奥さんの彩乃でした。
「昔からバイク乗りたかったんです。 アニメのルパン三世に出てくる峰不二子に憧れて、カッコいいなあと思っていました。でも『おまえには無理だ』みたいなこと言われてあきらめていたんです。ところが勤めていた会社の人たちが『絶對に乗れるから頑張りなよ』と応援してもらって免許を取ろうと決めました。その会社ではバイクに乗る人が多くて、色々と面倒をみてもらったり応援してもらいました。それで夫を誘って一緒に教習所に行くことにしました。」

航一さんもバイクに興味がなかったわけではありません。
「小さな時、仮面ライダーが好きだったので、バイクはカッコいいなとは思っていました。でも妻に言われるまで実際に乗ろうとは思っていませんでしたね。」

実は二輪免許取得の話しが出たとき、2人は結婚式を目前に控えていました。
結婚式と教習所の準備は同時進行でバタバタだったと言います。
式が終わって即教習所に申し込み。
2ヶ月半かけて免許を取得して、彩乃さんの会社の人たちとツーリングに行きます。

「私たちの免許が取れる予定が10月だったので、それに合わせて会社の先輩たちが梅ヶ島温泉への歓迎ツーリングを企画していました。だからバイクを買って自宅近くを少し練習したらすぐにツーリングです。免許取り立てで峠道を走らされることになりました。」(彩乃さん)

初心者がグルーブのツーリングに参加すると、夢中で前のバイクについていこうと考えて周囲が見えなくなってしまうこともあります。
でも彩乃さんの先輩たちは、そういった点もキチンと理解していました。

「飛ばしたり無茶したりする人がいなくて安心でした。グループの真ん中に僕たちを挟んで走ってくれたんです。」(航一さん)
「常に私達の様子を見てくれていて、疲れていそうだと思ったら休憩してくれました。だから本当に安心して一緒に走ることができました。」 (彩乃さん)

CB250Rのすべてが好き

彩乃さんの愛車はCB250Rです。
富士市のモトランド三澤で売りに出ている中古車を見つけて購入を決めました。
「すごく乗りやすいんです。軽いくて足付きもいいし見た目が可愛い。大のお気に入りで他のバイクはまったく目に入りません。」(彩乃さん)

中古車とはいえ前のオーナーが大事に乗っていたようで車両状態は良好。
赤のステッチが入ったシートや赤くアルマイトされたバーエンドなどに交換されているのも気に入っているところ。

航一さんは免許を取ってすぐにCBR250Rに乗りましたが、ネイキッドかスクランブラーに乗り換えたくなって次のバイクを考えるようになりました。
ちょうどそのタイミングで発表されたのがCL250です。
「名古屋のモーターサイクルショーで実車を見て購入することにしました。デザインがいいですよね。足つきも良くて扱いやすいです。」

とても仲の良い2人ですが、実はまだ2人でのロングツーリングはしたことがありません。

「近所に買い物行くときは2人でバイクに乗って出かけます。自宅のある富士宮市や富士市をバイクで走ったり、浜松まで行ったことはありますが、遠くに行ったといったらそれくらいですね」(航一さん)
「実は自宅を新築したので、ここ1年くらいは週末が打ち合わせばかりで、なかなか時間をとることができなかったんです。」(彩乃さん)

バイクが入る家を新築

結婚してバイクに乗り出した頃は、賃貸物件で生活していました。
ところが強風が吹いたとき、簡易ガレージが風で飛ばされそうになって大騒ぎ。
2人で飛ばないようにおさえたりして疲れ果ててしまいました。

結婚当初から自宅を建てることは考えていましたが、この事件があったことでインナーガレージ付きの自宅を建てる計画が進み出すことになりました。
ハウスメーカーに色々と注文をして理想の自宅を追求して完成したのが現在の自宅です。

彩乃さんが「バイクのお家」というだけあり、バイクに乗るための環境が考えられています。
バイクの方向転換をするためのスペースもあるので出し入れが楽。
ガレージから直接玄関に行くことができます。

レンタルバイクもフル活用

箭田さんご夫婦は旅とレンタルバイクが結びつくことで、楽しみが大きく膨らむと言います。
実は新婚旅行で熊本に行ってたときもレンタルバイクを利用して2台でツーリングをしました(HondaGO BIKE RENTALのレンタルバイクも活用していただいているそうです)。

「私が仕事の関係で福岡に行ったときもレンタルバイクで山口に行ったりしました。これからも旅先でバイクスポットがあったら行ってみたいなと思っています。」(彩乃さん)
「旅先での楽しみが一つ増えました。バイクで走ることを目的に旅をするのでも良いと思います。」(航一さん)

借りるバイクはRebel 250に決めているそうです。

「土地勘のないところで知らないバイクに乗るのってちょっと怖いなって思うんです。だから運転しやすいバイクを選ぶのが鉄則。Rebel 250なら軽いし足もべったりつくから、何かあったときでも踏ん張りも効きます。」(彩乃さん)
「初めて乗るにはすごくいいバイクですよね。だから旅先では必ずRebel 250を借りて走ります。 」(航一さん)

バイクを楽しむのはこれから

自宅が完成してやっと時間もできたので、これから本格的にバイクで出かけたいとのこと。
「キャンプに行きたいねって話しています。 グランピングの施設があるんですよ。そこだったら荷物も少くていいからバイクでも行きやすい。」(彩乃さん)
「長野の方にも行ってみたいですね。 雪が落ち着いて暖かくなったころに行けたらいいなと思っています。」(航一さん)

バイクについても勉強する気満々です。

「どこにどんな部品が使われているかということくらいは知っておきたいですね。オイル交換とかチェーンの掃除くらいは自分たちでできるようになるというのが直近の目標です。」(航一さん)
「最低限のメンテナンスぐらいは自分たちでできるようにしたいですね。せっかくガレージもあるし。」(彩乃さん)

バイクそのものよりも、バイクのあるライフスタイルを大事にしているのが箭田さんご夫婦。
2人でいつまでもバイクを楽しんでいくために、安全にも気をつけていきたいということでした。

【文/後藤武(外部ライター)】

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