大人っていうのは、なってみて初めて分かることだけど『なにかと忙しい』ですよね……
そんな暮らしの中で趣味としてのバイクを楽しむなら?
20代の頃とは『正解』が違ってくる
こればっかりは本当に『なってみないとわからない』ものですが、大人っていうのは本当に忙しいし、時間もないものです。
実を言えば、内心では学生の頃のようなマインドもけっこう残っていたりしますが、20代の頃のようなフットワークの軽さはどうしても無くなる。体力うんぬんって言うよりも、主に環境がそれを許してくれない。
仕事での責任、家庭を持つ人ならば尚更。このあたり、ご同輩方には共感いただけるものと思いたい……
それでも、バイクに乗りたい! バイクが好き!
そう考えて40代/50代から走り出す人も昨今は増えてきて嬉しい限りです。それに、バイクは日常の隙間に生まれた僅かな時間でも満足を得られる趣味だから、忙しい大人にも向いていると思う。
だけど!
そこで『選ぶべきバイク』っていうのは、必然的に20代の頃とは変わってくるものだとも思っています。
だって、冒頭にも言ったことだけど、大人は忙しい!
それこそ『バイクに乗る時間そのもの』をつくるだけでも、その人の環境によってはひと苦労です。
ぶっちゃけますが、週末をまるごと使っての1泊2日のツーリングなんて、そうそう実現できるものじゃありません。ふと空いた数時間、もしくは狙いを定めて時間を(がんばって)捻出した半日。そのあたりが現実だったりします。それに家族がある人であれば、走りに出れたからといって帰宅したら即昼寝! なんてことは許されないケースがほとんど。だから疲れも最小限に(笑)。
そんな『大人のバイク乗り』にとって最適なバイクとは何か?
最近、それに対してふと思うことがあったのでお伝えしてみたいと思います。
ちなみにこれを書かせて頂いている私(北岡)は、基本的に『でっかいバイクが大好き!』です。先日もレンタルバイクでHonda最高峰のツアラー“Gold Wing Tour”に乗って、骨の髄までシビれました。
もしも自分の愛車がこれだったら……乗った直後にはそんな夢想に憑りつかれたのも事実です。だけどそれは、私の環境としては『現実的じゃない』ということも理解しています。まぁそもそも、ゴールドウイングはおいそれと手が出るバイクでは無いのですが。
そして、そんな気持ちを頭の片隅に置いたまま『今の自分のライフスタイルにフィットする1台』を考えてみたところ……
導き出された1台がコレ、650ccネイキッドスポーツ『CB650R』です。
基本的に『でっかくて偉そうなバイクが好き!』だし『やっぱり大型バイクは大排気量でしょ!』といつもは考えているんですが、冷静になって考えると『直列4気筒エンジン搭載の万能スポーツ』が最適解のように思えてきたんです。
なので、無理を言って今回はHondaさんからバイクをお借りすることに。
今回は自分の妄想の『答え合わせ』をしてみたいと思っています。よろしければ同じような環境の大人のみなさま、お付き合いくださいませ。
忙しい大人のバイクは『気軽さ』が大事
さて、まず『でっかいバイクが好き』な私が抱える悩みのひとつですが、それは『デカくて重いバイクは走り出すのが億劫になりがち』ということです。
あ、ちょっと時間ができた! と思っても重たいバイクを引っ張り出すのはそれだけでひと苦労。そうして逡巡しているうちに時間は過ぎてしまう……
だけどCB650Rって、こういっては何ですが大型バイクなのに『400cc気分で扱える』んです。ちょっとバイク乗ろうかな? と思ったらすぐに走り出せる。まずこの気軽さが大きなアドバンテージです。
極端な例ですが、それが先のGold Wing Tourだったら?
間違いなく『数時間のため』にバイクを引っ張り出そうとは私の場合は思えません。そうしていつの間にか『1カ月に1回も乗らない』という状況になってしまう。だけどCB650Rならフットワークが軽くできる!
別に「目的をもって乗る」ってほどじゃなくてもいいんです。いつもならクルマで出るような買い物のアシを『今日は天気がいいからバイクで行くか!』って思えることが大事。
そして、走り出してしまえばライダーというのは『走るだけでも幸せ』だと思える人種ですから(笑)。
400ccクラスのコンパクトなボディに車両重量203kgの気軽さ、そして大型バイクとしては抜群に良好な足つき性とライディングポジションの気軽さ。それらが『走り出すのを後押し』してくれる!
これ、本当に『忙しい大人』には重要なことなんです。
それに、CB650Rは『気軽なだけのバイク』じゃないですからね?
排気量こそミドルクラス650ccですが、そこに搭載されるのは直列4気筒エンジン。最高出力にして実に95馬力を発生するHondaの『CB』です。
だから軽い街乗りだけじゃなく『半日の自由』を手にした時にも、このバイクはその時間を最大化してくれる。そのことを続編にてお伝えしたいと思います。650ccは軽くてコンパクトでちょうどいい?
いやいやいや……峠のCB650Rは、そんな『ヌルいバイク』じゃないですからね!?
《中編はこちら!》
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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