ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は「CT110(1981年)」の貴重な映像を紹介します!
30年前に登場した元祖「ハンターカブ」
発売前から空前の大ヒットモデルとなった「CT125・ハンターカブ」の祖先にあたるモデルがこちらの「CT110」。
国内発売は今からちょうど30年前の1981年に登場し、スーパーカブのトレッキングモデルとして今でも根強い人気があります。
スーパーカブにブロックタイヤや、ヒートガード付きのアップマフラー、パイプ製のエンジンガード、特大リアキャリアなどが装備され、そのコンセプトは現在でも受け継がれています。
エンジンは105ccの空冷4ストロークOHC単気筒で、最高出力は7.6PS/7500rpmを発揮。
アップハンドルやストロークを伸ばした前後サスペンションで、自然の中を散歩するように走ることができるトレッキングバイクとして人気モデルになりました。
オフロードを走行する時や万が一の転倒の際にマフラーのダメージを軽減するパイプ形状のガードが備わっています。
また石などがエンジンに当たらないようにアンダーガードも装備されていました。
カブシリーズの特徴でもある、シートを開けるだけで給油口にアクセスできる仕組みは現在でも受け継がれています。
また、大きな荷物でも容易に積載できる特大キャリアも備わっていました。
車両重量は92kgと軽量で、ツーリングや市街地走行、トレッキングルートなど幅広い場所での走りを得意とします。
カブシリーズの特徴でもある4段変速の自動遠心クラッチは、レバー操作が不要で足のペダルのみでシフトチェンジできます。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
現行モデルはコレ!『CT125・ハンターカブ』
現行モデルはもちろん、こちらの2020年に登場した「CT125・ハンターカブ」。
基本コンセプトや全体のデザインを踏襲しつつも、灯火類は全てLEDとし、フロントディスクブレーキやインジェクションシステムなどを搭載。
排気量を125ccとし、現代風のルックスに生まれ変わったニュー・ハンターカブはなんと発売前から予約殺到で大ヒットモデルの仲間入り。
新しいハンターカブの歴史はこれから始まっていくでしょう!
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】