アドベンチャーバイクの快適性に前後17インチホイールのハンドリングをプラスしたクロスオーバーモデルがVFR800X。そこにホンダの『V4エンジン』が組み合わさることで、他に比較するものがないツーリングバイクになっています!
Honda VFR800X(2019)
VFR800Xの初期型は2014年12月に発売され、市街地からロングツーリングまで余裕を持って楽しむことができる、ホンダのクロスオーバーコンセプトに基づいたアドベンチャースタイルのバイクです。
スタイリングコンセプトは『タフさと洗練の融合』となっており、フルカウルスポーツの『VFR800F』と車体やエンジンは共通のものを採用。しかしながら前後サスペンションはストローク量がアップしており、快適な乗り心地を確保しています。
最大の特徴は搭載されているエンジンで、レースの歴史で培われたV型4気筒(V4)を搭載。また、ホンダ独自のバルブ制御機構である『HYPER VTEC』が採用されています。
初期型の発売当初からトラクションコントロール機構『Hondaセレクタブルトルクコントロール』などが採用され、VFRの名に恥じない先進性が与えられました。
2017年のアップデートでウインドスクリーンの調整機構が新採用された他、マフラーも見直しを受け出力を向上。それと共にV4らしいサウンドをより楽しめるように進化しました。
2019年モデルからはETC2.0が標準装備となっています。
■車両価格 1,500,400円(消費税10%込み)
VFR800Xのライディングポジションや足つき性は?
排気量は800ccながらボディサイズはリッタークラスに匹敵する大きさなので、身長176cmのライダーでも鷹揚に構えた自然なライディングポジションを取ることができます。
跨ってハンドルに手を伸ばすと、ハンドル位置が近すぎず、遠すぎずの絶妙の位置。リラックスできるのでバイクの扱いに自信を持つことできます。また、ヒザの曲がりにもゆとりがあるので、高速道路を使ったロングツーリングではこの上なく快適です。
VFR800Xのシート高は835mm/815mmの2段階調整が可能となっています。写真は835mmの状態です。
ライダー身長176cmの場合、わずかに両足カカト浮きますが、特に不安を感じることはありません。むしろ835mmのシート高としては、数字以上に足つきが良い印象でした。
VFR800Xの燃費は?
VFR800Xの使用燃料はレギュラーガソリン。燃料タンクは20Lとツーリングバイクらしい余裕の容量を確保しています。
この時は高速道路8割、一般道2割くらいの割合で走り、総走行距離が621.7km。総給油量は32.37Lでした。
満タン法で計測した燃費はガソリン1リッターあたり19.2キロとなっています。
VFR800Xに乗ってみた感想は?
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