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2023モデルの「GB350」に乗ったら、前とちょっと印象が違うような?【ホンダの道は1日にしてならず/Honda GB350(2023) 試乗インプレ・レビュー 前編】

最新の排ガス規制に対応して発売された2023モデルのGB350。
最高出力や最大トルクに変化はないけど……あれ? 乗ってみると前のモデルとちょっと走りが違うかも?

2023モデルのGB350、走りがちょっと変わってない?

トラディショナルなスタイルと空冷単気筒エンジンがもたらすテイスティな走りによって、2021年3月の発売以来、Hondaのバイクラインアップ中でも屈指の人気モデルとなっているGB350。

流行り廃りのないデザインなので『もう発売から2年も経ったの!?』という気分ですが、今回、最新の排ガス規制に対応して新発売となりました。

一般的に、排ガス規制をクリアするため新たに触媒などを追加すると、排気圧力が上昇するため、エンジンは全域にわたってトルクダウンする傾向にあります。だけどGB350は登場もまだ2年前だし、今回の排ガス規制も見越して開発されていただろうから最高出力や最大トルクの数値に変化は無し。

ビッグシングルで低~中速域の力強さが失われたら、持ち味が台無しですからね。ひと安心です。

そして、2023モデルのGB350に追加された新色のマットホワイト……これがなんだか良く似合ってる!

これまでのGB350はマットブルーや落ち着いたレッド、定番ブラックなど比較的シックなカラーラインアップだったけど、そこから一転。カジュアルでさらに街乗りが映えそうな印象に生まれ変わりました。

シートのブラウンは従来型と同じはずなんだけど、マットホワイトのボディカラーにすごくマッチしてるし現代的。この組み合わせって、ちょっと高級感があります。

GB350を週末のツーリングだけじゃなく、普段から街乗りでも使いたい人には推したいカラーかも!

パワーやトルクの「数値」に違いは無かったけど……

さておき、2023モデルのGB350ですが、先に言ったとおりパワーやトルクにおいてはスペック上の数値に変更がありません。

だけどスペックシートを隅々まで見ると、燃料消費率とかちょっと変わってるし、従来型よりGB350は車両重量が1kg軽くなってる?

公式リリースには詳細な変更内容が記載されていないので、これらの数値の変化の理由は不明ですが、どうやら2022モデルまでと『まったく同じ』ということではなさそう。

まぁこういうのは実際に乗って、自分で感じてみるのがいちばんわかりやすいので、早速 2023モデルをお借りしてみたのですが……

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なんだか走り、けっこう違うんですけどっ!?

え? って思いました。
走り出してみて、すぐにそう感じた。
発進から感じるGB350らしい豊かなトルク感に変化は無いんですが、ちょっと走りがシャープになってる?
スロットルレスポンスが良くなっていると言うか、アクセルを開けた時の元気さが増しているように感じるんです。

このフィーリング、2022モデルまでの『GB350 S』に近いかもしれません。

ただ、この変化は個人的にはかなり好印象です。

なにせ私、以前に従来型のGB350 Sに乗って、その走りの楽しさをベタ褒めしていますので……

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一定速度でアクセルを固定してのクルージングは従来型のまま優しいフィーリング。だけど街中の交差点などでアクセルを開ければ、以前のGB350よりも軽快に加速してくれて、スポーティな走りの楽しさも味わえる。

GB350が持つ王道のスタイリングに、このフィーリングが追加されたのは歓迎すべきだと感じています。

これはひょっとして……ワインディングとかに持ち込んだらさらに楽しめるのでは?

この感じ、街乗りだけで終わらせるのはもったいない……かなり気になるので、ちょっとこのまま峠を走りに行ってきます!

【中編】はこちら

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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