Hondaの250ccスーパースポーツモデル『CBR250RR』がモデルチェンジ! 最高出力向上に新装備の追加、スタイリングの刷新……これはもうフルモデルチェンジに近いのでは⁉
『CBR250RR』が最高出力向上&新装備でパワーアップ!
高出力の直列2気筒エンジンとトータルバランスに優れた車体で、普段使いやツーリングに限らず、サーキット走行やレースシーンでも活躍の場が目覚ましいHondaの人気スーパースポーツモデル『CBR250RR』。
もともとクラストップの性能を誇っていたモデルですが、2023年モデルで更に大幅な強化が施されました!
まずは自慢の水冷DOHC4バルブ直列2気筒エンジンですが、細部を徹底的に見直したことで、最高出力が42PSに向上しています!
現行モデルの最高出力が41PSなので「たった1PS」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、エンジンの扱いやすさや耐久性、年々厳しくなる排ガス規制などの問題をクリアしながら、最高出力を向上させるのは至難の業。
今回も最新の排ガス規制に適応する処理がなされましたが、そんな中、更に最高出力を上げてきた今回のエンジンは、正にHondaの技術の結晶と言えるでしょう!
そして、エンジンだけでなく、車体側にも大幅なアップデートがあります。
フロントのサスペンションに、ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークが新たに実装されました!
これにより、さらに優れた路面追従性能が発揮されることとなり、サーキット等でのスポーツ走行性能はもちろん、ツーリングでの快適性も格段と向上すること間違いなしです!
また、Hondaセレクタブルトルクコントロールの新採用により、意図しない後輪のスリップに対する安心感が向上。同じく新たに導入されたハザードランプ、エマージェンシーストップシグナルにより、より安全にツーリングを楽しむことができるように進化を遂げています!
カウルデザインの全面ブラッシュアップでよりシャープなスタイリングに!
2023年モデルの『CBR250RR』は、外装デザインも一新されました!
従来モデルに比べ大きくイメージの異なる変更はされていないように見えますが、実車を見比べると大幅に全体のデザインが洗練されたものへと生まれ変わっているのがわかります。
フロント・サイドカウルにはレイヤー構造を採用し、全体的にエッジの効いたシャープな造形にブラッシュアップ。
もともとレーシーな『CBR250RR』のイメージをさらに強調するスタイリングとなっています!
『CBR250RR』2023年モデルは3カラーを展開!
2023年モデルの『CBR250RR』は「パールグレアホワイト」、「グランプリレッド」、「マットバリスティックブラックメタリック」の3色をラインアップ。
パールグレアホワイトは現行モデルでもラインアップされていたカラーですが、白を基調としていること以外は大きく配色を変更。
ホワイトとダークグレーのツートンカラーに、清涼感のあるブルーをアクセントとして、美しく高級感のあるスタイリングながら軽快な走りを予感させるものとなっています。
そして、Hondaのレース活動でもお馴染みの「グランプリレッド」は、グラフィックに「RR」変を大きくあしらったデザインに変更。
アンダーカウルカラーまで赤色としたことで、CBR-RRシリーズのハイエンドモデル『CBR1000RR-Rファイアーブレード』を想起させ、Hondaのレースへの情熱が現れたカラーリングとなっています。
最期に「マットバリスティックブラックメタリック」は重厚感のあるブラック系で統一され、エッジの効いたスタイリングとストリート感を前面に押し出します。
グレーで施されたロゴが大人びた印象を演出。しかし、アクセントとなっている赤いラインにより、落ち着いた雰囲気の中にダイナミックな走りを期待させます。
違う雰囲気を持った3色の『CBR250RR』ですが、どのカラーもパワーアップした高い走行性能を体現したカラーリングとなっています!
新たなカラーを纏う『CBR250RR』が街中を走る日が待ち遠しい!
『CBR250RR』2023年モデルの発売日と価格は?
これら2023年モデル『CBR250RR』は2023年2月20日(月)に発売予定で、価格はグランプリレッドが907,500円、他2色が869,000円となります。
街乗りからツーリング、サーキットまで、幅広いシーンで今まで以上に上質な走りを楽しめるようになったHondaの250ccスーパースポーツモデル『CBR250RR』の2023年モデルが気になる方は、お早めにお近くのHonda二輪車正規取扱店にご相談くださいませ!
【文:石神邦比古(外部ライター)】
▶▶▶CBR250RR:メーカー希望小売価格 869,000円~907,500円(消費税10%込み)