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新型『ダックス125』ってどんなバイク? 燃費や足つき性、装備などを解説します!【ホンダバイク資料室/Dax125(2022)】

原付二種クラスに新しく加わった愛されバイク『ダックス125』の装備や解説に加えて、実際に走ってみて感じたことや跨ってみての感想など、基本情報をお伝えします!

Honda ダックス125(2022)

1969年に生まれた『ダックスホンダ 50』のスタイルを継承しつつ、125ccの排気量で現代に甦った『ダックス125』は“Family & Leisure Sneakers”(ファミリー&レジャー スニーカー)を開発の狙いとして、家族の一員として愛され、すれ違う人までも笑顔にするレジャーバイクとして誕生しました。

ダックス125は特徴的な鋼板モノコックフレームを主軸に構成される愛嬌のあるスタイリングはそのままに、125ccとすることで親しみやすいながらも所有感を満たしてれるボリュームを手に入れています。また、125ccのためタンデム(2人乗り)も可能。タンデムをメインに考え抜かれたといっても過言ではない、前後に長いシートやホイールベース、リアグリップなどで構成されています。一人でも二人でも、運転することに対して安心感のある運動性能を与えられています。

ダックス125には自動遠心クラッチが採用されているため、エンストの心配がなく、バイク初心者の人でも気軽に楽しめるうえ、AT限定小型普通二輪免許で乗ることができるので『はじめてのバイク』としても最適。

コンパクトな車体は自宅での置き場所の自由度も高く、その他にはカスタムを愉しんだりと自由なスタイルで楽しむことができるレジャーバイクとなっています。

ダックス125|メーカー希望小売価格 440,00円(消費税10%込み)

ダックス125のライディングポジションや足つき性は?

ライダー身長/176cm

ダックス125は全長1760mmと非常にコンパクトですが、身長176cmのライダーが跨っても窮屈さは感じません。

シートがフラットな形状で前後の座る位置の自由度が高いため、それぞれの体格に合わせてリラックスしたライディングポジションを取ることができます。

着座位置よりもやや前方にステップがあるため、姿勢良く椅子に腰かけているようなイメージがあり、疲れも少ないポジションを言うことができます。

ライダー身長/176cm

足つき性に関しては言えば、シート高が775mmとなっているため『ベタベタにシート高が低い』という訳ではありません。しかしながら一般的な『バイク』として考えれば低いといえるシート高となっており、身長176cmのライダーの場合は両足カカトまでべったりと接地。車両重量も107kgと軽いので、日本人の平均的な体格の男性であれば取り扱いに不安を感じることはまず無いでしょう。

バイク自体がコンパクトなので、実際の重量や足つき性以上に『気分的な安心感』が感じられることも特筆事項のひとつ。小柄な女性ライダーでも『これなら大丈夫そう』と思うことができる気軽さは見逃せないポイントのひとつです。

ダックス125の燃費は?

ダックス125の燃料タンクはシート下にあり、タンク容量は3.8Lとなっています。

今回の試乗では十分な実走行での燃費計測を行っていませんが、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モード(WMTCモード値)で測定された、排出ガス試験結果にもとづいた計算値ではガソリン1Lあたり65.7kmの燃料消費率となっています。元々が非常に燃費の良いエンジンなので、タウンユースがメインであれば航続距離や燃費性能に不満を覚えることはまず無いでしょう。

ダックス125の主要装備解説

ヘッドライトは愛嬌のある丸目1灯ですがLEDが採用されており、ライトを囲むように配置されたポジションランプが現代のバイクとしての洗練を感じさせてくれます。ウインカーも同じく丸型LEDで、ケースがクロームメッキになっているなど、カスタムバイクのような存在感と高級感を感じることができます。

街をクルクル&キビキビ走り回ることができる12インチの小径ホイールを採用。軽快ながらも穏やかなハンドリングに貢献しています。

タンデムで楽しむことも意識したブレーキは、きちんとした制動力を発揮しつつ、2名乗車時でもコントローラブル。安心感のあるブレーキフィーリングが特徴となります。

ホイール左側面は『ホイールデザインを見せる』ようになっており、シンプルで現代的なデザインのホイールで、足元にセンスを感じさせます。

フロントフォークには倒立フォークが採用されており、ブレーキング時などの剛性感にも寄与しています。フロントフォークのセッティングは快適性の中にも『しっかり感』を感じるもので、コーナリング中でもライダーが不安を感じることは一切ありませんでした。

空冷4ストロークOHC単気筒のエンジンは最高出力9.4馬力を7000rpmで発生。最大トルク1.1kgf・mは5000回転で発生します。

単気筒エンジンながら不快な振動を感じることは無く、むしろ単気筒とは思えないほどにスムーズな吹け上がりを見せるエンジンフィーリングとなっています。

単気筒エンジンとは思えないほどのスムーズな吹け上がりの中に、心地よいパルス感を感じることができるよう作り込まれた専用設計のマフラー。パワーフィーリングとサウンドの調和にも配慮されている。

外観的にも存在感、高級感があり、アップタイプのサイレンサーが大人気を博した往年の名車『ダックスホンダ 50 エクスポート』の面影を感じさせてくれる。

アップタイプのハンドルバーはカスタムパーツのような趣。ハンドルポストも別体となっており、購入してからのカスタムの自由度も感じることができます。

自動遠心クラッチ+クラッチ連動4速トランスミッションを搭載。シフトペダルはシーソー式になっているので靴を傷めることなシフトアップ/ダウンの操作をすることができます。

フラットな形状のシートは前後の着座位置の自由度が高いため、ソロで乗る場合は、最適なライディングポジションを模索することができます。また、シートのフラットな形状はタンデムでパッセンジャーが乗り降りしやすく、握りやすいグラブバーも備わっていることから、積極的にタンデムを楽しみたくなります。

テールランプもチャーミングなデザインながら、LEDが採用され、先進性を感じさせます。テールランプ/ウインカーもそうですが、ダックス125には数多くのクロームメッキパーツが配されており、車体全体の高級感につながっています。

リアサスペンションはオーソドックスな2本サスですが、とてもしなやかに動き、路面からの突き上げをほとんど感じさせません。

ダックス125というバイクに乗って、いちばん最初に感動したのは、このサスペンションがもたらす『抜群の乗り心地の良さ』でした。

シンプルなレイアウトのデジタルメーターですが、デジタルメーターにありがちな素っ気なさを感じることはありません。クロームメッキのメーターリングのおかげでスマートウォッチに通じるような洗練を感じることができます。

キーをひねって電源をONにすると、ちょっとお茶目なアクションが……実車を見てのお楽しみ!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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