キャラが立ってて、見てるだけで楽しいバイク! 新型『ダックス125』があまりにも運転しやすくて驚いた!?
嬉しい、楽しい、大好き!
ちょっとHondaのバイクに詳しい人なら知っていることかもしれないけど、実は『ダックス』のペットネームを持ったバイクがはじめて誕生したのは、半世紀以上も前の1969年で、最初は50ccの『Dax Honda ST50』でした。
そのバイクの何よりの特徴は、他とはまったく違うスタイル!
印象的なT字型の鋼板モノコックフレームによる個性的な胴長のフォルムは世界中のファンの心をつかみ、発売と同時に一気に人気モデルに。シリーズ最盛期では様々なバリエーションが同時展開されるなど大ヒット作となりました。
そして、そのダックスが2022年モデルで復活!
ダックス125となって発売されることになったんです!
新型は現代の最新テクノロジーを取り込みながら、見た目は『ダックスらしさ』が満点! 見ているだけでも嬉しくなるようなレジャーバイクとして生まれています。
ダックス125は『バイク免許』のハードルが低い
しかもこのバイク、スーパーカブシリーズでも好評なHondaの自動遠心クラッチを採用しているので「AT小型限定普通二輪免許」で乗ることができるんです。このAT限定の原付二種バイク用免許は制度上、最短2日取得できるので免許取得の費用も抑えられるし、そのために費やす時間も短い。かなりイージーに『バイク』をはじめることができます。
だから『これからバイクに乗りたい!』って思ってる人の最初の1台として超おすすめ!
それでいてダックス125は、実際に走ってみると、単なる移動手段じゃない『楽しさ』を感じさせてくれるバイクでした。
なにがイイって、まず走ることが気持ちいい! ぶっちゃけ、難しいことを考える必要なし!
バイクらしく足でギアを操作して、アクセルを開ける。そうしたらフワ~!と軽やかにバイクが走り出して、スルスルとスピードが乗っていきます。その時の加速感が伸びやかで、もしバイクに乗ったことがない人だったら『バイクってたのしい~!』ってなること間違いありません。
ちなみに自動遠心クラッチは左手でのクラッチ操作こそ必要ないけど、走行中はアクセルを戻してタイミングよくギアチェンジして、っていう『バイク感』のある操作が必要だから、それも楽しさのひとつ。アクセルを開けるだけで走り出すスクータータイプは便利だけど、この『ちょっとの手間&慣れのいる操作』が上手くできるようになると、なんだか嬉しくなるんです。
そのうえでダックス125は、バイク初心者の人でも運転がしやすい優しいフィーリングに整えられているから『なんだか難しそう……』って心配する必要もありません。
不安を感じないサイズと軽さ
しかもですよ? コンパクトなボディサイズと、重量107kgの軽さは小柄な女性ライダーでも安心して扱えます。
でも不思議なのが身長176cmの男性ライダーが乗っても窮屈な感じがしないところ……フラットなシート形状なのでライダーが好みの位置に座ることができ、体格を問わずにリラックスして乗れるんです。
というか、これに跨ってる人は、外から見たらお洒落でしかない。
ちょっとアメリカ的なカスタムカルチャーを感じるというか、このバイクを選ぶっていうこと自体がセンスありすぎ……コンパクトなボディだけど、スタイルが個性的だから『大のオトナが小さいバイクに乗ってる』っていう感じもしないし、むしろ『あのひと、バイク好きなんだろうな』っていうこだわりを感じさせます。
街中ではクルクル小回りも効くし、空いてる道路でアクセルを開ければ、それだけでもう幸せ!
エンストしない自動遠心クラッチだから、通勤や通学にも使えそうです。
走る楽しさと、運転しやすさ、そしてスタイルの個性。この3つがきっちり揃ったダックス125は、バイクの楽しさを知るための最初の1台として最適だとしか言いようがありません。
でもじゃあ、ダックス125は初心者向けバイクなの? って言われると、それもちょっと違ったり……
ということで、続きの【後編】ではダックス125を『趣味のバイク』としてきっちり分析。大人の遊び道具としてのダックス125は、さぁどうだ!?
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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