ツーリングをしているとヘルメットのシールドが汚れてしまったことはありませんか?今回は自宅にあるモノで出来ちゃうシールドの簡単な洗い方を解説します!
ツーリングをしていると気になるヘルメットのシールド汚れ……
ツーリングをしていると、ヘルメットのシールドがビックリするくらい汚れることってありますよね?
あまり愉快な状態ではないですが、特に虫の出やすくなる夏場はシールドが虫だらけになることも……
このような虫の死骸は乾燥すると拭いても汚れが余計に広がるだけで、けっこう厄介だったりするんです。
このような状態になってしまうと、視界の妨げにもなるし、単純に気持ち悪いですよね。
でも大丈夫!今回は自宅にあるモノでカンタンに出来ちゃうシールドの洗い方を解説します!
ヘルメットを購入すると、このような取扱説明書が同梱されているかと思います。
実はこの説明書、メーカーが推奨するヘルメットのお手入れ方法もしっかり記載されているんです。
もしくはメーカーのホームページを見ると、ヘルメットのクリーリング方法が記載されている場合もあります。
シールドの取り外し方もメーカーや種類によって異なるので、取扱説明書を参考にしながらシールドを取り外してください。
今回はアライヘルメットの「ベクターX」を使ってシールドを洗浄してみたいと思います。
ベクターXは赤◯部分のリリースレバーを押し込むとシールドベースが外れ、シールド本体を簡単に取り外すことができます。
はい、これでシールドが取り外せました!
続いては、自宅にあるもので簡単にシールドの洗浄ができる方法をご紹介します。
メーカー推奨!食器洗いの中性洗剤で洗っちゃおう!
用意するものは『食器洗い洗浄剤(中性)』と『柔らかいスポンジ(※なくても可)』。
たったこれだけです!
食器洗い洗剤の裏面を見て、液性のところに「中性」と書いてあるものを使用してください。
シールドの洗い方はとってもカンタン!
水またはぬるま湯で、食器を洗うように洗浄していきます。
食器洗い洗浄液を数滴、スポンジまたはバケツの水で泡立て、指や布などで優しく洗います。
汚れがひどい場合は、柔らかいスポンジで優しく擦って落とします。
シールドに虫などが付着して硬くなっている場合は、シールドを水につけて柔らかくしてから、薄めた中性洗剤を染み込ませた柔らかい布で拭き取ります。
この時、注意したいのは、中性洗剤を薄めた液中に長時間漬け込まないようにすること。
たとえ薄めた食器洗い洗剤でも洗剤の成分が残ってしまわないようにしましょう。
汚れが取れたら、真水でサッと洗い流し、水滴を綺麗なウエスで拭き取ります。
あとは自然乾燥させれば、シールドクリーニングの完了です!
けっこう重要! クリーナーは『ヘルメットシールド専用』のものを使おう
食器洗いの中性洗剤以外でも、ヘルメットの外装や内装、シールドなどのケア用品は、アフターパーツメーカーなどから発売されている、このような専用クリーナーでもお手入れが可能です。
これらのスプレーをシュッと吹きかけてウエスなどで拭き取るだけ。
出先などでシールドを外して、じっくり洗っている時間がないときなどには非常に便利です。
しかしこの時、必ず「ヘルメット専用」の洗浄クリーナーを使うようにしてください。
当然ですが、ヘルメットは顔・頭で被るものなので、酸性やアルカリ性、アルコール成分などを含むようなクリーナーを使うと、その成分が目や鼻に入ってしまう恐れもあります。
また、パーツクリーナーやシールド用ではない洗浄スプレーを使うと、一見、汚れなどが落ちたように思えますが、その場では目に見える変化がなくてもシールドの素材が侵され、耐久性や強度などにも影響してきます。また、場合によっては視界不良につながることもあるのでご注意ください。
ヘルメット用のクリーナーは、そういった害となる成分が含まれていない専用品なので、安心して使うことができます。
いかがでしたか?
ヘルメットやシールドが綺麗になると、視界もクリアになって気持ちよくツーリングを楽しめます。
なんとなく布で拭いているだけの人も多いと思いますが、騙されたと思って自宅にある食器洗い用の中性洗剤で洗ってみてください。
しっかり洗うと予想以上の爽快さを感じると思いますので、簡単にできるヘルメットシールドのお手入れ、かなりおすすめです!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】