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ADV150はある意味『1台でも何でも楽しめるバイク』の理想に迫っている!?【ホンダの道は一日にして成らず 第30回/Honda ADV150 後編】

実はツーリングバイクとしても優秀なADV150。これひょっとして『1台で何でも楽しめるバイク』としても推せるのでは?

走りも楽しめなければ『ホンダのバイク』じゃない

ここまで街乗りの利便性やツーリングでの快適さについて触れてきましたけど、そこはやっぱりバイクですから・・・

走りが楽しくないと! ですよね?

そこでいうADV150は、これまたきっちり『ホンダ』なんですよ。

【中編】からの続きです

私(北岡)の感覚で言うと、ADV150のハンドリングはこのサイズ&排気量のスクーターとしては比較的、ゆったりした部類に入ると思います。

でもADV150は悪路走行も想定された長めの前後サスペンションを装備しているため、一般的なスクーターよりも重心位置がすこし高い。そのおかげもあって、ライダー側の操作でスッと軽快に車体をバンクさせることができるんです。

フロント側に比べるとすこし固めに感じるリアサスペンションも良い仕事をしてくれるので、コーナリングのために車体を寝かせていく最初の動きもダイレクト。

狙った通りに、狙った場所から、狙った走行ラインに乗せていけるイメージです。

しかもそれは、あくまで乗り手の意志にリンクした動きだから、怖さを感じることがありません。

だから、という訳でもないんですが、けっこう深くバイクを寝かせてコーナーを駆け抜けることができちゃう(笑)

さらに言えば、アクセルを開けた時のパワー感が明確で、一般的なスポーツバイクのように『加速させることで車体を安定させる』なんていう芸当もOK。

その感覚はスクーターというより、完全に『バイク』です。

排気量が150ccだろうが、オートマチックだろうが、そんなことは関係ない。ホンダのバイクらしい『走り』の昂揚感がちゃんとある!

ADV150が『1台で幅広く楽しめるバイク』なのは間違いない

街乗りでは存在感高めのスタイリングと利便性の高さが際立ち、ツーリングシーンでは旅の没入感を邪魔しない快適性を発揮。

それでいて、スポーティな走りまで楽しむことができるのがADV150なんです。

バイクっていうのは車種ごとに個性や得意分野がある乗り物だから『1台ですべてをパーフェクトにこなす』っていうのは、なかなかに難しいものだけど、そんな中でもADV150はかなり高いレベルでマルチに活躍できる汎用性を持っています。

あえて苦手分野を挙げるなら(極端ですけど)高速道路を使って1日500kmも600kmも走るようなロングツーリングでしょうか。

でも先の【中編】でお伝えしているとおり、高速道路の快適性も思いのほか高いので、気合を入れれば、かなりの長距離だって走れちゃいそうな予感がするんですけどね(笑)

そう考えるとADV150って、実はすごく夢が広がる1台なんじゃないか? って思えてきます。

基本は『カッコいいシティコミューター』って捉えて良いと思うんですが、それだけじゃ終わらない。そこから先に、大きな可能性が拡がっている。

毎日乗る移動手段が、時には浪漫にあふれた旅の相棒に。

場合によっては、それが冒険のためのギアとしても活躍するんです。

そうなるとやっぱり、ADV150を単純に『スクーター』と呼ぶことはできないと、個人的にはそう感じています。

優秀な街乗りコミューターでありながら、趣味性の強い『バイク』でもある。

クロスオーバーしているのは走りの性能だけじゃない。いくつもの個性が交わる150ccのマルチタレント。

ADV150っていうのは、そういう意味でもやっぱり『他にはない存在』だと言うことができる1台だと思います!

 

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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