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【選手の雨対策に注目?】雨の中の全日本ロードレースの見どころを紹介! 

【雨のレース、ココが違う】


みなさん、こんにちは。
全日本ロードレース選手権 Honda PR担当です!
今回は筑波サーキットで開催された決勝レースの裏側をお伝えします。

土曜日のレースは雨の中で行われました。

土曜日は、またしても雨模様となりました。
今年のレースは雨が多いですね。ご来場いただいたお客様、選手・スタッフの方々のご苦労を考えると、次回からはてるてる坊主を作らなければと本気で思う今日この頃です。
少し肌寒い日となり、「まさかこんなに涼しくなるとは…」とつぶやく関係者の方もいらっしゃいました。
そのような天候状況の中でのレースとなりましたが、雨の中ならではの選手の様子を見ることが出来ました!

ST600クラス#14. 埜口遥希選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)のレース直前の様子。レーシングスーツに注目です。

レーシングスーツの上に半透明のジャケットを着ていますね。
これは、レーシングスーツの上に着用するレインスーツなのです!雨の中の走行で、レーシングスーツへ水が染みるのを防いだり、走行風による体温の低下を防ぐためのものなんだそうです。私たちが普段使う雨合羽と同じ性能に思えますが、蒸れないように透湿性を高めているほか、バタつかないようにする工夫もされており、まさにレース専用!各メーカーさんのこだわりが感じられます。

レーシングスーツに完全にフィットしています。

上下レインスーツを着用するライダー、上だけ着用するライダー、晴れ同様にレーシングスーツのみでレースに臨むライダー、個人の好みの問題もありますが、そういった視点で選手を見比べてみるのも面白いかもしれませんね。

#10.國峰啄磨選手(TOHO Racing)のスタート前の様子。國峰選手のように、レインスーツを着用しない選手も少なくありませんでした。

続いてはヘルメットのシールドについて。
雨の中のレースでは視界を確保するため、クリア(透明)のヘルメットシールドを装着する選手がほとんどですので、普段は隠れて見えないライダーの表情を見ることが出来ます!

スタート前のST1000クラス#5.榎戸育寛選手(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)。シールド越しにライダーの緊張した様子が伝わってきます…

観客席スタンドからコースが近い筑波サーキットでは、コーナリング中のライダーの目線も見ることができたかもしれませんね(さすがに難しいかな?)

ST1000クラスのレース1で見事初優勝を果たした榎戸選手。榎戸選手を含め、ほとんどのライダーがクリアのシールドをチョイスしていました。

以上、雨降りしきるレースでの選手の模様をお伝えしました。

いかがでしたか?
今回は晴れのレースにはない、選手の新たな一面を見ることができました。
季節や天候によってコンディションが大きく変わりますので、バイクのセッティングに加えて、ライダー自身もレースに一番集中して臨める準備が必要です。
チームスタッフの方々、メーカーさんの最善のサポートを受けてライダーはレースをしているんだなと改めて感じました。

今後もレースの裏側からの魅力を紹介していきたいと思います。
次回もお楽しみに!

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