新型モデルでレブル250(Rebel 250)がさらなる進化を果たしてデビュー! したらしいけど……いったい何がどう変わったの?
スタイルの魅力はそのままに、さらに運転しやすくなった!?
2025年3月13日に発売となる新型『レブル250』は、実は以前までの従来型とは違う『新型』になっているらしい……
だけど見た目は基本的に同じだし、何がどう変わったの? 実車に触れてみたら、その差は歴然!
この新型モデルでレブル250が進化を果たしたのは主に「快適性」「運転のしやすさ」です。
まず乗車姿勢、ライディングポジションがより最適化されました。
具体的にいうとまずハンドルの変更です。ハンドル幅が従来型よりも幅で17.8mm短くなり、ハンドル位置もライダーから見て手前に6.5mm(同時に絞り角1度増加)、5.6mm高い位置にセットされました。
え………?
ハンドル位置が数ミリ変わったり、角度がちょっと変わっただけ? そんな程度で何か変わるものなの?
そう思っても仕方ないことです。なにせ新型ハンドルはよほど目を凝らして見ない限り「従来型との違い」はわからないレベルですから……
しかし!
実際に跨ってみるとすごく違う……『シックリくる』んです。
それはものすごく大きな変化じゃないんですが、従来型よりも違和感がないと言うか……
ちなみに私(北岡)は個人的にクルーザーが好きなので、以前にレブル250のライディングポジションについて記事を書かせてもらったこともあります。
そういう私として直感的に『あ、これは前より運転しやいだろうな』というのがわかるんです。わずかに生まれたヒジの余裕や上半身の角度など、これまで以上にリラックスして乗れるだろうと容易に想像がつきます。
そこに加えて!
シートが改良されているんです。従来型よりもクッション性が向上していて、長時間のライディングでは確実に差が出そうな座り心地でした。
従来型のシートはスマートでカッコいいんですが、ロングツーリングなどで身体が疲れてくると路面からの突き上げが少々気になるシーンもあったので……これは嬉しいアップデートだと素直に感じます。
だけどこの改良はシート内部のウレタンを見直したことによるのものなので、シート自体の厚みは従来型から変更なし。レブル250の魅力のひとつでもある『安心の足つき性』に変化はありません。座り心地は向上させるけど足つき性は犠牲にしない。こういう細かな気配りはさすがHondaだと感じる部分と言えます。
また、目立つ部分ではないのですがリアサスペンションのバンプラバー(サスペンションの底づきを防止するゴムパーツ)も形状が見直され、こちらも快適性向上につながっているとのこと。今回は走れていないのですが、そこも期待したい部分のひとつです!
無駄を削ぎ落した『レブルらしさ』は変えない。だけどバイクとして正しく進化!
初期型の発売から今日までHondaの超人気モデルとなっているレブル250ですが、新型モデルでさらに『良いバイク』になったのは明白です!
それにしても今回のこのアップデート、従来型のレブル250に乗ってる方にも体験していただきたい……
【文/北岡博樹(外部ライター)】