HondaGO BIKE LAB

免許はあるけどバイクはない20歳のライダーがレンタルバイクで公道デビューして考えたこと

ホンダのバイクに憧れて二輪免許を取得したのがセイントジャスト・ゼンさんです。
経済的な理由でバイクを購入できずにいましたが、ホンダGOのレンタルバイクシステムを知って「紅葉の中をバイクで走ってみたい」という願いを叶えることにしました。

CRF150Rを見た瞬間からバイクのトリコ


ゼンさんは、高校までバイクに触れたこともなく、多少興味があるくらいだったそうです。
ところがある日、高速道路のパーキングエリアでCRF150Rを積んだトランスポーターを目にしました。
そのカッコ良さに衝撃を受け、思わず写真を何枚も撮りまくってしまったのだとか。
そんな行動を取ったことに自分でも驚いたそうです。

雑誌やWEBでバイクの魅力を調べる毎日


ゼンさんは、その日からバイクについて片っ端から調べるようになりました。
休日はサーキットに出かけ、レースの写真を撮ったりして、益々バイクの魅力に引きつけられていくことになります。
この頃は構造を勉強したり、新車紹介の記事を読むだけで楽しかったと言います。
MotoGPも夢中になって観ているうちに乗っているライダーの個性にも魅力も感じるようになっていきます。
こうしてバイクに対しての想いがどんどん膨らんで、遂に二輪免許を取得したのです。

SNSの動画でエクストリーム系のアクションライディングなどを観てからは、モタードのバイクが欲しいと考えたりしていました。
しかし費用などの問題でバイクを購入することはできず、19歳で免許を取得してから1年半、ゼンさんは公道でバイクに乗っていませんでした

レンタルバイクシステムを知って公道デビューを決意


ところが偶然ホンダGOのレンタルバイクシステムを知って、今の自分でもバイクで出かけられることを知ります。
ちょうど山は紅葉が真っ盛り。
「美しい景色の中をバイクで走ってみたら気持ちが良いだろうな」と考えてレンタルバイクシステムを使ってみようと考えたのです。

利用したのは自宅の近くにあったオートセンター府中です。
事前に必要事項を入力しているから、現場では書類の確認だけ。
スマホで決済が完了してしまう簡単さでした。

初めてのレンタルバイクに選んだのはレブル250


借りることにしたのはレブル250です。
「父親がアメリカ人ということもあって、アメリカンな雰囲気のバイクに一度乗ってみたいと思いました」

初めて公道を走るゼンさんにとってエンジンガードがついていたのは高得点だった様子。

初めての公道デビューということで最初は不安もありましたが、スタッフの方が初心者でもわかりやすく説明してくれて、事故対応もしっかりしていることが分かったので安心して走れそうだと思いました。

レブル250の乗りやすさと楽しさに感動


初めての公道は誰でも緊張するものですが、レブル特有の足つきの良さやクラッチなど操作系の軽さに助けられてスムーズに走り出すことができました。
リラックスして走ることができたので景色を眺める余裕もでき、バイクに乗る楽しさがどんどん膨らんでいきます。
「単気筒エンジンの排気音が心地よいし、乗りやすいのでバイクと自分が一体になっていくかのような感覚になりました」
走り出して少しした頃には緊張感などなくなり、バイクの楽しさに夢中になっている様子。

実はこの乗りやすさもレンタルバイクの特徴の一つ。
バイクは整備されていないととても乗りにくくなります
ネットオークションで購入したバイクや整備されていない中古車だと乗りにくいのが当たり前。
エンジンの気持ちよさだって損なわれている可能性があります。
プロによって整備の行き届いたレンタルバイクだからこそ、初心者でも安心して走ることができたのです。

峠道で分かったバイクを操る喜び


レンタルしている時間は極力走っていたいと考え、ランチは友達に教えてもらったあきる野市のパン屋さん「パンの家あ・ら・もーど」に決定。
地元で有名だと言うカレーパンを食べたら山に向かって走ります。

「山道を走るのは厳しいかと思っていたんですが、意外にも軽快に走れた事でバランスの取れたバイクなんだと感心しました」
ゼンさんはレブルをアメリカンだと思っていましたが、実はスポーツ性も考えられたバイクなのだということを峠道で知ります。
ライディングには自分の感情が表れるんですね。スロットルの開け方やレバーの握り方で大きくバイクの動きって変わるし、そのバイクの魅力を弱めてしまう可能性もあるのだと分かりました。無理してもそのバイクの良さが引き出せないと思ったので、今回はレブル250が1番気持ちよく走ってくれる乗り方を自分なりに追求しながら走っていました」

バイクで走ったみて分かった魅力と可能性


念願だった紅葉の中をレブル250で存分に楽しんだら、返却予定時間よりも少し早いタイミングでオートセンター府中に戻ることにしました。
公道デビューもレンタルバイクも初めてだったので、余裕を持って行動した方が良いと考えてのことでした。
走り足りない分は次回の楽しみにしておけば良いだけのこと。

日帰りのショートツーリングですが、初めてだから刺激も多く、ゼンさんには色々と考えることがあったようです。
「たった1日のことなんですけど、自分が得たことをいろんな人に伝えたいと思いました。バイクの可能性についてです。ただの交通手段とかじゃなくて、バイクが心の拠り所になるというか、自分を成長させてくれるように思ったんです。バイクによって心を動かされるようなストーリーが1つでも増えていけば、バイクがもっと大きな存在になっていくんじゃないかと思います」

ゼンさんは年末にもレンタルバイクでツーリングを計画しているそうです。
「レンタルバイクに乗ると自分のバイクが欲しいという気持ちが大きくなりますね。でもレンタルバイクは色々な使い方ができるので、仮に自分のバイクを手に入れたとしても使い続けたいと思いました。個人的な提案としては長期間レンタルできるようなシステムがあると夢が膨らみそうです。それと車種がもう少し増えたら色々なバイクを乗り比べてみたい。選べる車種が多いと『次は何に乗ろう』とか、調べているだけでも楽しくなりそうです」
レンタルバイクの魅力を知ったゼンさんは今後も色々なプランを練っている様子。
これからもしばらくはレンタルバイクライフを楽しんでいくそうです。

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