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〜カブ物語〜 一番いいのは乗って後悔しないことだ! AT限定免許で楽しむスポーツ車・スーパーカブC125

小型限定二輪免許はAT派が大多数!

警視庁が2022年4月に発表した運転免許統計によれば、令和3年中の小型限定二輪免許(125cc以下)取得者は54991名、その内AT小型限定二輪は41532名と全体の75.5%がAT限定免許なんです。

警視庁発表 運転免許統計データより数値をグラフ化

スクータータイプが主力の原付二種カテゴリーらしい結果ですね。アクセル操作のみで走るスクーターは便利で楽ですが、「やっぱりギア付きのバイクも乗りたいなあ」と思ったそこのアナタ。

AT車だけど4速ギア付き、クラッチ操作不要マニュアル車の走りが楽しめるエンスト知らずのお気楽バイクってご存知ですか?

その答えは「スーパーカブ」

スーパーカブ50、110、クロスカブ50、110、C125、CT110

 

スーパーカブに搭載されているクラッチ操作不要のミッション形式自動遠心クラッチシステム」は、1958年の初代C100に採用され、半世紀以上経った今でもその仕組みをほとんど変えることなく、現行のカブシリーズに使われています。

初代スーパーカブである「C100」(ウェルカムプラザ青山にて撮影)

 

スーパーカブのコンセプトは開発当時の資料を見れば明白。

悪路でも乗りやすい、頑丈なもの」(本田宗一郎社長)、「誰でも扱えるようなもので、とくに女の人が乗りたくなるようなバイクだ」(藤沢武夫専務)の言葉からもわかるように、モーターサイクルの運動性能とスクーターの扱いやすさを兼ね備えたコミューターがスーパーカブだったのです。

 

C125の魅力 其ノ壹 上質な装備

そして2020年に登場した「C125」は従来のスーパーカブシリーズとはちょっと違いました。

C125 パールネビュラレッド

LEDのテールランプ・ウインカー

ボディと同色塗装仕上げのリアキャリアはオプションのタンデムシート装着が可能

美しいフロント周り

初代をモチーフとしながらも現代風アレンジが施されたボディスタイル

カブシリーズ初となるスマートキー

 

見た目は初代C100を彷彿とさせますが、カブシリーズ初となるキャストホイールやディスクブレーキ、スマートキーの採用など、上質な走りと豪華装備でプレミアム・カブと呼ぶに相応しい内容。スーパーカブのテーマである「誰でも扱えるようなもの」はしっかり継承されていますが、さらに「スポーツバイク好きが乗りたくなるようなバイクだ」と言いたくなるパッケージです。

ということで、脳内で「これはスポーツバイクだ」と言い聞かせながらC125で都内ツーリングを敢行。

歴代カブ最強の呼び声高いそのパフォーマンスを見せてもらおうか!

 

スーパーカブらしいところをチェック

今回は趣味性が高いC125で趣味性が高いツーリング、いわゆる「聖地巡礼」をすることに。

街乗り快適

 

まずは目黒区柿の木坂にある大きな鉄塔へ。
ここは西尾維新氏原作のアニメ・化物語「第六話 するがモンキー 其ノ壹」の劇中モチーフとなった場所。知ってる人は「クスっ」としてくだされば本望です。

この辺りは一方通行が多く、さらに当日は工事中で通行止めもありました。C125は軽くてフットワークが良いから、そんな場所でもスイスイ進めます。道を間違えてUターンする時もエンスト知らずのC125ですから立ちゴケの恐怖はほぼありません。

目的地到着 気分は阿良々木くん

 

聖地は閑静な住宅街の近く。都心の住宅街の道路では一時停止が多いのですが、フロントディスクブレーキのC125なら停止線でしっかり止まれます。ABS(フロントのみ装着)もついているから万一の安全性も素晴らしいの一言。

わかる人にはわかる「レマ止」

 

聖地巡礼しながら目黒界隈を徘徊しましたが、スーパーカブらしい取り回しの良さや、ストップ&ゴーのスムースさは言うことなし。C125はゴージャスになってもカブの良さは全く損なわれていないと確信!

ホチキスは飛んでいませんが、#02「ひたぎクラブ 其ノ貮」OPのアレです

 

C125の魅力 其ノ貳 AT車である

街乗りで恩恵を感じるカブの魅力に「クラッチレバー操作が必要ない」という点があげられます。

冒頭でお話ししましたが、C125を含むスーパーカブシリーズはAT限定免許で乗ることができるバイク。ご覧の通りクラッチレバーがありません。

左手側はグリップのみ

 

操作方法は簡単。超ざっくりお伝えすると・・・

ギアを上げる(シフトアップ)するときはシーソー式ペダルの前側(つま先側)を踏む

ガチャっ

 

ギアを下げる(シフトダウン)するときはペダルの後ろ側(かかと側)を踏む

ガチャっ

これだけです!

詳しい操作法はこちらの記事をチェック

スクーターしか乗ったことがないライダーさんには慣れが必要かもしれませんが、ちょっと走ればすぐ慣れるでしょう。自転車の変速機と大差ないですよ〜(実際にはちょっと違うけれど)

 

C125の魅力 其ノ參 スポーツバイクとしての走り

C125の資料には「パーソナルコミューター」をテーマに「都市部の混合交通の中であっても、心の余裕と安心感に包まれた、快適な走り」と書かれており、比較的交通量の多い幹線道路の走行も想定していることがわかります。

高速道路には乗れないC125の主戦場は一般道。一般道は最高でも60km/hですから、60km/hまでの加速力と60km/hでの巡航能力がどれほどのものか、その実力を試したいと思います。
※自動車専用道路など一般道で80km/hの道路も存在します

柿の木坂がある目黒区から次の目的地である江東区までは東京港トンネルを使っていくのが最短ルート。「このトンネルって結構な速度域でトラックとか走ってるところだな」と思い出し、C125の走行力テストにピッタリだと確信。

 

閑話休題

東京港トンネルといえば、入り口近くの壁に「あっ!」思う表示があります。それは「原付立入禁止」の表示。

目にした瞬間、ややびっくりする看板

 

あれ?原付NGってことは原付二種もダメ・・・なのか? と少し迷ってしまうところですが、原付は50cc以下の原付一種のこと。道路交通法では「原付=50cc以下」「小型自動二輪車=125cc以下」と分けられているのです。

原付二種のライダーが注意すべき標識

図の右側のように「原付」の表記だけであれば原付二種は問題なく通れるワケですね。

 

スポーティーな走りに驚愕

話を戻して、いよいよ東京港トンネル突入。

首都高か?と勘違いするほどの勢いで走る四輪車たち。走行車線の安全を目視でチェックして、合流地点の数十メートル手前から一気にアクセルを開けて合流開始。

すでに4速入ってます

C125は制限速度60km/hまであっという間に到達し、一瞬で交通の流れに乗ることができました。この加速感は乗っているバイクが原付二種であることを忘れそうな気持ちよさ!

 

前方トラックとの車間を確認しながら走るものの、時速60km/hなら余裕の走り。

60km/hで巡航中 非常に安定して走行できます

以前クロスカブ110に乗った時にも加速の鋭さは感じたのですが、C125は力強いダッシュが60km/hまで続き、そこからまだ伸びそうな加速感を味わえます。某二輪メディアさんが計測したC125の最高速度は100km/hを超えたらしいのですが、80km/hくらいまでは無理なく楽しめそうな高いポテンシャルを感じます。

巡航中の車体は常に安定。110kgと軽量ボディながらフラフラすることなくライン取りもビシッと決まります。この安定感と安心感は、シリーズ最高スペックのエンジンパワーだけでなく、フレームや足回りなど車体全体との絶妙なバランスによるものでしょう。

これはカブの皮を被ったスポーツバイクだな!と本気で感じた次第です。

 

東京港トンネルを抜け、目的地到達

ここは東雲ジャンクション。アニメ・化物語「つばさキャット 其ノ伍」のエピローグシーンで登場する場所で、下から見上げる迫力満点の高架が特徴的。アニメのカットとほぼ同じアングルを見ながら走るのは格別ですね(オタク度フルスロットル)。

最後はレインボーブリッジ(ここも原付二種通行可)を通って、芝浦ふ頭にある宇部三菱セメント前で聖地巡礼ツーリングフィニッシュ。

アニメでは左右反転された状態で使われてますので多少違和感ありますがw

実はここも東雲同様エピローグのワンシーンに使われてます。

スーパーカブC125×聖地巡礼ツーリング=最っっっ高に楽しい!でした。

 

AT限定免許でもスポーツ走行を楽しめる快感

と、いうわけで総括を。

PCXなどに代表される最近の原付二種スクーターの性能は目を見張るものがありますし、最高出力ならPCX125はC125の約1.3倍あるワケですから、早くて快適なホンダ屈指のパーソナルコミューターと言えるでしょう。ですが、速度域に合わせてギアを自分でチェンジして走る「操作感」は同じAT車といえども、スーパーカブシリーズにしかできない芸当。

レインボーブリッジに向かうC125 本当に”楽しい”

 

しかもC125の走りはマニュアル車の原付二種にも負けないというか、もしかしたら勝っている?かもしれない魅力的なものなのです。この素晴らしいバイクがAT小型限定免許で乗れるワケですから、免許保有者のみなさまには是非一度C125を試して欲しいと心から!思います。

 

後日談、というか今回のオチ

都内ツーリングから帰ってきて、C125の魅力を思い返してみました。

スーパーカブが持つお手軽さ、お気楽さは健在でしたが、それにプラスしてスポーツ走行を意識させるパワフルなエンジンと車体の剛性が素晴らしく、街乗りやビジネス寄りのコミューターだという既成概念を完全に壊してくれました。

C125が持つポテンシャルにもっと早くから気づいていれば、わずか1日の付き合いだったC125をもっと楽しめたのに、と少し後悔をしてしまったのです。

そしてC125のカタログを手に入れた後、C125が我が家のガレージに収められた姿を想像しつつ、購入に一縷の望みをかけて奥さんの機嫌を取る日々を送っているのです。

カタログ請求はこちら

 

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