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野左根航汰選手も納得のCL250 E-Clutchが持つマイルドな走りとE-Clutchによる自動半クラッチの安心感

クラッチ操作はバイクを運転するうえで一番最初につまずきやすい操作の一つです。
慣れてしまえば楽にできますが、長時間それをやり続けるとなると、操作に慣れたベテランライダーでもつらい部分があります。
Honda E-Clutchはそんなクラッチ操作を自動制御することで、必要なときのみクラッチレバー操作ができ、通常時はE-Clutchの制御によりクラッチ操作をすることなく走ることができるシステム。
大型モデルだけでなく、250ccクラスの車両にも搭載されています。
今回はそんなE-Clutchはどんなところが便利なのか、レースで活躍するプロライダーの野左根選手がCL250 E-Clutchに乗って感じたことをお届けします!

国内と世界で活躍中のレーサー

野左根 航汰選手

今回CL250 E-Clutchを試乗する野左根 航汰選手は現在30歳のロードレースライダー。
全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスで活躍している選手で、2020年はチャンピオンを獲得。
2024年、2025年もトップ戦線で輝かしい戦績を残しています。
2021年にはスーパーバイク世界選手権に参戦し、プロダクションマシンレース最高峰の世界で連戦を重ねています。
2023年にはMotoGP Moto2クラスへの参戦や、ル・マン24時間耐久レースに参戦するなど、日本だけでなく世界トップレベルで戦ってきた選手です。 バイクに乗り始めたのは4歳の頃で、7歳の頃にモトクロスからオンロードへ転向することに。
最初に参戦したキッズバイクのレースでは思うような走りができず、惨敗した悔しさを胸に本気でレースに取り組んだことで現在はプロのレーサーとして活躍しています。
公道のバイク免許を取得したのは日本に帰って来た2024年に一発試験で大型自動二輪免許を取得。
サーキットメインではありますが、公道でのツーリングも楽しんでいるライダーです。

公道でのE-Clutchは初体験

これまで一度だけサーキットでCBR650RのE-Clutchに乗ったことがあるという野左根選手。
ですがストップアンドゴーや、他の車にペースを合わせて走る公道ではE-Clutchに乗ったことがなく、CL250自体も初体験とのこと。
普段サーキットで乗っているバイクとは全く違うと思いますが、野左根選手にCL250 E-Clutchはどう映るのでしょうか? 早速街中から試乗スタートすることに。
乗り始めてから興奮気味にE-Clutchの感想を語ってくれました。

 

E-Clutchは最初正直違和感はありました。
昔から慣れ親しんだクラッチレバー操作をしなくていいというのが逆に違和感だったんですが、仕組みと制御がわかってくればすぐに慣れることができました。
これは確かにめちゃくちゃ便利ですね!

 

 

エンストしないっていう安心感が常にあるのは自分にとっても大きくて、発進時のE-Clutchの制御は正直自分で操作するよりも繊細で常に一定なのが良いと思いました。
最初はクセでクラッチレバーを握ってしまう事がありましたが、この感じならクラッチレバーは全く触れずに全任せしたほうが走りやすいですね!

 

E-Clutchの制御の細かさにバイクのプロも絶賛の様子。
運転に慣れたプロでも、公道では一般的なライダーと同じ部分が不安に感じるというのは意外な部分でした。

 

E-Clutchは交通量が多い場所でメリットを最大限発揮できると思います。
例えば渋滞の中を超低速でジリジリ進む場合や、入り組んだ細い路地での運転など、通常2つやっていた操作を1つにできるというのは楽だし、それが周囲を確認する余裕につながっているので、安全という意味でもE-Clutchの恩恵は大きいと思いましたね。

 

まずは街中でE-Clutchの魅力にハマっていた野左根選手。
運転のうまさに関係なく、E-Clutchは誰が乗ってもメリットを感じさせるものでした。

Honda E-Clutchは半クラッチ操作もできる

Honda E-Clutchのモデルでクラッチレバーを握るのは自分で繋ぐタイミングを決めたいUターンの時くらい、という話は以前試乗したライダーからも聞いた話ですが、野左根選手はE-Clutchを理解してからはUターンでもクラッチレバー操作をしていませんでした。

 

最初はクラッチレバーを使ってUターンしていましたが、どういう制御をするのか理解してからはUターン時のクラッチ操作もE-Clutchに任せてます。
Uターンするために減速してリアブレーキで調整しながら曲がり始めると、普通のMT車ならエンストしてしまうような場面でもE-Clutchが半クラッチ操作をしてくれるので、エンストせずに超低速でUターンすることができました。

 

Honda E-Clutchは発進時や変速時だけでなく、低速時の半クラッチもしてくれるというのはまだあまり知られていない部分かもしれません。
スピードをリアブレーキで抑えながらスロットルを少しだけ開け、前に進もうとする力をリアブレーキと半クラッチでコントロールしながらマシンを転回させることができるため、これをリアブレーキとスロットル操作のみに絞れるというのは大きなメリットだと思います。

林道などでもHonda E-Clutchは活きる

今回は林道の一部のみのテストになりましたが、CL250 E-Clutchでオフロードを走ってみました。
モトクロス出身ということもあり、野左根選手は抜群の安定感!
その安定感の秘密はE-Clutchにもあるようです。

 

荒れていていつ滑るかわからない路面をゆっくり進む場合もE-Clutchは大活躍ですね。
林道ツーリングや、トライアルなどのシーンでは半クラッチを多用しながらマシンをバランスさせる乗り方をしますが、そういった乗り方をしてもE-Clutchはしっかり半クラッチ制御を効かせてくれます。
競技の世界でもこれはあってもいいのになと思いました。

 

野左根選手が上手というのは大前提ですが、オフロードにもE-Clutchの恩恵が活かせるというのは驚きでした。
運転しながら感覚で掴みやすい半クラッチ制御をE-Clutchがしてくれるため、無理なく安全に走るという面で貢献していました。

CL250 E-Clutchはスクランブラータイプのモデルなので、ちょっとしたオフロードでもE-Clutchのおかげで走りやすい場面が多々あるかもしれません。
※E-Clutchでの長時間の半クラッチはクラッチ板が消耗するため、多用はおすすめしません。

ワインディングの楽しさが増すHonda E-Clutch

野左根選手は普段前傾姿勢のフルカウルマシンに乗ることが多いですが、プライベートではCL250 E-Clutchのようなバイクも好きなんだそう。
今回CL250 E-Clutchの良さに惚れ惚れしていました。

 

CL250の乗りやすさは凄いものがあります。
エンジンのクセが無く、フラットなトルク感でパワーに波がありません。
スロットルを開けたら開けた分だけ進んでいくので、とてもマイルドに走ることができます。
マシンの性格がマイルドなことに加え、E-Clutchの制御が入るので、乗っていて安心感を感じさせてくれるバイクです。

 

 

ワインディングではE-Clutchの変速時の制御も非常に優れていると思いました。
普段レースで使うバイクにはオートシフター(クイックシフター)というクラッチを使わずにシフト操作ができるシステムが付いていますが、あれを公道で使うとたまにギアが合わなくてシフトショックが出ることがあります。

Honda E-Clutchの場合はオートシフターと同じシフト操作ができるんですが、変速の間に半クラッチ動作が挟まるので繋がりがマイルドになっていて、ショックが最小限に抑えられていると思います。
CL250の性格とHonda E-Clutchの良さが合わさって、マイルドに気持ちよく走れるので、普通のMT車で走るよりも楽しく感じた部分がありました。

 

 

あとは走っている途中に前方に何かがあり、急停止する場合もクラッチレバーを握らずにブレーキ操作だけで止まれるというのも良いと思います。
これは便利というよりも操作が減ることで止まることに集中できるため、結果的に安全に繋がっていると思います。

 

Honda E-Clutchは街中でのメリットが大半だと思われがちですが、実はHonda E-Clutchのおかげで安定したライディングができるというメリットもあります。
トップ戦線で活躍する野左根選手だからこそ、このメリットは大きく感じたようです。

タンデムでも大活躍

バイクのタンデムは運転しているライダーと後ろに乗っているパッセンジャー側で加速や減速タイミングのギャップがありますが、Honda E-Clutchを活用することでパッセンジャーも安心感のあるライディングができます。
今回ライター佐藤が野左根選手とタンデムさせてもらいましたが、いつショックが来るのか身構えていたらいつの間にか変速されていて、常にフラットな姿勢で乗ることができました。

タンデム側は前が見えにくく、不安に感じる一瞬も生まれてしまうため、Honda E-Clutchがそういった部分の不安を軽減してくれるのは大きなメリットだと思います。

バイクがもっと身近に感じるHonda E-Clutch

今回試乗してもらった野左根選手は最終的にHonda E-Clutchをかなり気に入った様子でした。

 

今回初めて公道でガッツリE-Clutchに乗らせてもらいましたが、こんなに良いものなんですね!
ライダーが楽するためだけのシステムではなく、より自由で安全なライディングに繋がるシステムだったので、より好きになりました。

同時に発進時はクラッチとスロットル、変速時はクラッチとシフトペダル、停車時はクラッチとブレーキなど、通常のMT車では2つやっていた操作が、E-Clutchの場合クラッチ以外の1つになるのが最大のメリットだと思います。
それが楽しいだけでなく公道では安全に繋がるので、初心者の方や免許取り立ての方にもおすすめですが、運転に慣れたベテランライダーでも良さを感じるんじゃないでしょうか。
E-Clutchのおかげで公道で乗るバイクが普段より身近に感じさせてくれました!

 

Honda E-Clutchの良さは野左根選手が言うように楽をするためだけのシステムではなく、もっと奥深いものなので、ベテランが乗っても初心者と同じように良さを体感できるものだと思います。
Honda E-Clutchで走れば今よりもっと自由なライディングができるかもしれません。
気になった方はぜひ一度レンタルを活用してE-Clutch搭載モデルに乗ってみてください!

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【文/佐藤快(外部ライター)】

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