5月に鈴鹿サーキットで開催した「HondaGO BIKE MEETING」ではサーキット内での試乗会も実施されました。
その中にはこの春登場したCLシリーズ(CL250/CL500)も!
今回は、HondaGO BIKE MEETINGで実際にCLに跨ったライダーさん、試乗したライダーさんに聞いたCLシリーズの印象をお伝えします!
親しみやすいスクランブラー
CL250・500はオンロードだけでなくオフロードも走ることができる、スクランブラースタイルを採用したモデルです。
ですがクラシックなスクランブラーではなく、アップタイプマフラーなどスタイルの特徴はありつつも、全体のデザインは全く新しい現代のスクランブラースタイル。
渋すぎないスタイリングなので、CLを見て初めてスクランブラーを知ったという方も親しみやすい印象を持たれてました。
特に反応が良かったのはやはりアップマフラー。
オンロード車は一般的にダウンマフラーが採用されていますが、スクランブラータイプのCLシリーズはサイレンサー部が高い位置にマウントされたアップマフラーが採用されています。
いわばスクランブラーらしさを見た目から一番感じやすいポイントなので、これが響いた方は多かったようです!
またレブルオーナーの方からはスタイリングが似ていることから「こういうデザインでアップマフラーのバイクを待ってた!」という声も。
次に反応が良かったのはオプションパーツを取り付けたクロススタイルのCL。
こちらはレトロな雰囲気というのもあって、昔のスクランブラースタイルが好きな方にもしっかり注目されていました。
元は近代的なスクランブラーですが、カスタム次第で違った雰囲気にもなるバイクなので、幅広いライダーの心を射止めていました!
なめらかに伸びるパワー感
HondaGO BIKE MEETINGでは鈴鹿サーキットのコースを走れる試乗会も実施されました。
ここまでは展示車に跨った方の感想をご紹介しましたが、ここからは実際に乗って走った方の感想をお届けします。
まず一番多かった意見として「なめらかに伸びるパワーが良い!」という声を様々な方から頂きました。
走り出し、低速のトルクが分厚く、低回転からでも吹け上がっていくので運転が楽に感じる方も。
巡航状態から加速したときなどは、急にパワーが出るのではなく回転に応じて徐々に相応のパワーが出てくるので、CLに初めて乗った状態からでも安心してコントロールしやすいというライダーさんは多かったです。
他にも同クラスのバイクに乗っている方からはこんな意見も。
「普段はレブル250に乗ってます。発表されたのを見て気になって試乗したんですが、60kmまでの加速はCLのほうが元気な感じがしました。パワーに少し余裕を感じるというか、レブルも同じ250なんですが、前のバイクが加速して行って自分も加速しなきゃってときにCLのほうが楽に前に追いつく感じがします」
レブル250とCL250は同系統のエンジンが搭載されていますが、味付けは変更されており、その変化はオーナーが体感するレベルで変わっているようです。
500は抜群のトルク
CL500を試乗した方からは分厚いトルクの感想をCL250よりも多く聞くことができました。
CL500は多少大型バイクに慣れている方が試乗されていることが多かったですが、発進して3速まで上げてしまえば、あとはトルクでカバーできるためほぼAT車みたいに乗れるという意見も。
CL500は並列2気筒エンジンを搭載しており、更に上の次元で乗りやすい意見が多かったように思います。
軽快なハンドリングもCLならでは
エンジンだけでなくハンドリング面でも定評のあったCL。
スクランブラーならではの部分でもあるかもしれませんが、多少足が長く重心が高いため、軽快でクイックな動きもやりやすいバイクです。
「普段はトランザルプに乗っているんですが、CLはヒラヒラ思うように倒れて行くのでコーナーが凄く楽しめました。オフロード車だともっと軽快なマシンもありますが、CLはそれほどではなく、オンロードバイクらしいしっとりとしたハンドリングと軽快さが合わさっているので楽しみ方の幅が広いと思いました」
ハンドリング面での感想は250も500も同様の声をいただき、スクランブラーですが使い方を限定せずにワインディングで遊んだり、荷物を積んでキャンプツーリングに行きたいなど…様々なCLの楽しみ方を聞くことができました。
CLシリーズは250/500共に、フロントが19インチ、リアが17インチと一般的なネイキッドなどとは少し違ったタイヤサイズです。
それによって軽快なハンドリングが生まれているというのもあり、特に普段スポーツバイクやネイキッド車に乗っている方ほどCLの軽快さが響いていた方は多かった印象です。
CLシリーズが気になった方は、HondaGOバイクレンタルでもレンタルできるので、是非一度、実車に乗ってみてください!
【文/佐藤快(外部ライター)】