2021年に環境性能向上のための新エンジンへリニューアルした原付二種(第二種原動機付自転車)パーソナルコミューター「スーパーカブ C125」。2023年2月16日(木)に発売になる2023モデルでは、「パールカデットグレー」と「マットアクシスグレーメタリック」の2色のカラーリングが新たに設定されることになりました。
新色の「パールカデットグレー」と「マットアクシスグレーメタリック」
今回、新色として登場したのは、都会的で洗練された印象の「パールカデットグレー」と、最近の流行色であるマット系をシリーズ初採用した「マットアクシスグレーメタリック」の2色です。
注目すべきはやはり初めてのマット系カラーとして採用された「マットアクシスグレーメタリック」でしょう。これまで「スーパーカブ C125」は、レッグシールドとフェンダーなどに別のカラーを採用し、ツートーンの配色とするのが定番でしたが、この「マットアクシスグレーメタリック」では、レッグシールドや前後ホイールなどもマットグレーのカラーで統一されています。おかげで非常に精悍さが増すとともに、鮮やかな赤いシートをアクセントとすることで非常にモダンな雰囲気となってます!
よくみるとレッグシールドやサイドカバーはもちろんですが、サイレンサーカバーやエンジンのカバーといった細かい部分までマットグレーを採用していて芸が細かいんです。これはちょっと実車を見てみたいところですね!
なおラインナップは従来色の「パールネビュラレッド」を合わせて全3色のカラーバリエーション展開となります。
発売日は2023年2月16日(木)で、価格は全カラーリングとも従来モデルから据え置きの440,000円となっています。
スーパーカブ C125|メーカー希望小売価格 440,000円 (消費税10%込み)
「スーパーカブ C125」の詳細はこちら
「スーパーカブ C125」ってこんなバイク
「スーパーカブ C125」は、2018年の9月に国内での発売が開始されたモデルで、一言で表すなら“スーパーカブ史上最もゴージャスなスーパーカブ”ということになります。他のスーパーカブシリーズよりワンサイズ大きな車格はもちろんですが、装備されているパーツがとにかく豪華なんです。
チューブレス仕様の切削キャストホイールにフロントブレーキはディスクタイプとしABSも採用。また豪華なステンレス製のマフラーに加えて、スーバーカブ史上初となるスマートキーを採用するなどななど。とにかく装備がゴージャスなんです。
また「スーパーカブ C125」のデザインモチーフは、その名前からもわかるとおり1958年登場の“初代スーパーカブ”であるC100です。
初代のC100とは、排気量もエンジン形式も違っていますが、初代のデザインの特徴である、カモメが羽を広げたような滑らかな形状の「カモメハンドル」を採用するなど、C100へのオマージュがそこかしこから感じられます。
「スーパーカブ C125」の乗り味で一番特徴的なのは“巡航走行の心地よさ”です。他のスーパーカブシリーズは、ストップ&ゴーの多いビジネスシーンで利便性を高める必然性から発進加速に重きを置いているのに対し、趣味のための乗り物として作られた「スーパーカブ C125」は時速60kmあたりの速度域の性能を追求しています。おかげで巡航走行時の振動が少なく快適で、しかもフロントブレーキにはディスクブレーキを採用したことでストッピングパワーも強力。非常にツーリングユースに適しており、走り出せばどこか遠くへ行きたくなるようなスーパーカブとなっています。
【文:谷田貝洋暁(外部ライター)】
「スーパーカブ C125」に関する関連記事もご覧ください!