完全空冷の排気量350ccエンジンを搭載するGB350シリーズに、2024年に追加されたGB350 C。このバイクに対し『なんだかちょっとイイなぁ……』と思っている人にお伝えしておきたいことがあります。
GB350は早めに『新車』で買っておくべきバイク
クラシカルなスタイルのバイクが好きな人であればHondaがラインアップする『GB350 C』のことを既にご存じでしょう。
GB350シリーズに共通する完全空冷の排気量350cc単気筒エンジンを搭載し、前後にボリュームのあるスチール製フェンダーを装備させた『生ける伝説』のようなクラシカルな佇まいを持つバイクです。これを書かせて頂いている私(北岡)はこういったスタイルが大好物ということもありますが、率直に言って『今いちばん本気で欲しいHondaのバイク』がGB350 Cとなります。
ここ最近、2025年に刷新された『GB350』や『GB350 S』に乗る機会があって少し心が揺れてしまいましたが……それでも個人的にはやっぱり『C』がナンバーワン!
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そのGB350 Cは2025年8月に新しいカラーをまとっての新登場となったのですが、本音で言うと「ブラック」が無くなったのが少し残念な気持ちでした。狙ってたのに!
ところが新カラー「マットサンドストームベージュ」の実車を目の前にしてみたら……これけっこう……いいかも?

まず新色「マットサンドストームベージュ」の正直な第一印象を言います……
なんかデカい!?(笑)
そこかよ!? と思われる人もいるかもしれませんが、実車を見て何より驚いたのは車体のボリューム感だったんです。新色によるミリタリー感も相当なものですが、明るめのカラーというか、色彩として膨張色となる「マットサンドストームベージュ」によってGB350 Cがひとまわり大きなバイクに感じられるんです。こういったクラシカルタイプのバイクの感覚で言うと650ccクラスに見える。たぶんバイクに詳しくない人が見たら「大きなバイク」だと思うはず……完全にアンダー400ccクラスの佇まいではありません。

もうひとつ付け加えると『色の調和感』が見事です。例えばフロントフォークのアウターチューブは従来型から艶なしのシルバー塗装なのですが「これはあえて艶なしシルバーにしているのでは?」なんて思えてしまうくらい。さらに言うと、ブラウンのシートや各部のブラック&クロームメッキパーツたちが新色によって一層引き立ってる。
バイクというのは写真で見るのと実車を見るのとでは大きく印象が違うものですが、今回のGB350 Cはまさにその典型。見た瞬間に「これカッコいい!?」となるのが新色マットサンドストームベージュというカラーでした。

やっぱりGB350 Cはいい。こんなバイクは他にはない。そう思った時に私は『GB350 Cは早めに“新車”で買っておくべきタイプのバイクなんだろうな』ということに気づきました。
なぜって……理由のひとつは排ガス規制にあります。現在、最新の排ガス規制は「EURO5+」ですが、数年後にはかなり厳しくなるだろうと言われている「EURO6」の波が控えています。みなさんもご存じの通り、燃焼を安定させにくい完全空冷のエンジンは排ガス規制の対応が水冷エンジン車よりも困難です。Hondaのことですから技術でそれを克服するかもしれません。だけど今のエンジンが持つ味わいは変わってしまう可能性は捨てきれない。
そうなるとGB350 Cというバイクが最も輝いているのは『今』かもしれないんです。

さらに言えば、GB350 Cは例えば最先端スポーツバイクのように『新アップデートで大幅にパワーアップしました!』といった変更が加えられる可能性が低いバイクです。もちろん推測の範囲を出ませんが、きっとGB350シリーズはこのまま味わいを重視していくはず。なので今買っても、数年後まで待っても価値は変わらない。
だったら今のうちに新車で買っておいたほうがGB350 Cというバイクを最高の状態で長く楽しめると思う。そして、このバイクは長い時間を経た後に『価値あるバイク』となる可能性が大きい。だからこそ中古ではなく新車を選ぶべきだと感じるんです。

それにGB350 Cは「見た目だけのバイク」じゃないです。2024年の新登場から今日の最新モデルまで、その走りは変わらず珠玉。
おそらくHondaの全バイクラインアップで『最もゆっくりが楽しい』のはGB350 C……その理由は続編にてお伝えさせて頂きます。このバイクは、乗ると誰もが『美意識』を持って走らせたくなるんですよ?
【文/北岡博樹(外部ライター)】




















