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ライダーが守るべきは頭や胸だけではなく、足首も必要不可欠である理由【Safety】

「バイクに乗るなら、まずはヘルメット。そしてジャケット、グローブ、胸部をはじめとしたプロテクターを」
私たちがライディングギアを考える際、つい上半身や主要な関節に意識を向けがちです。
もちろん、それらはライダーの命を守るために必要不可欠なアイテムです。

しかし、もしあなたが「万が一のバイクでの転倒やアクシデントの際、防護の観点で見落としがちな箇所はどこか」
ということを知ったら、明日からライディングやアイテム選びの視点が大きく変わるかもしれません。
多くのライダーが軽視しがちでありながら実は大変重要な部位、それは人間の足首なのです。実際、公的な交通事故統計を見ても、バイク事故における損傷部位として「脚部」が高い割合を占めています。
今回は足首とその保護のポイントについてご紹介いたします。

1. バイクと地面に挟まれると足首はどうなるのか

バイクという乗り物は、車体が軽いものでも100キロ以上、大型バイクになれば200〜300キロ近くの重量があり、
言ってみれば、鉄の塊。その車体の側面下部に足首がある状態で乗車しています。

その状態で、バランスを崩して立ちゴケしてしまったり、低速での接触事故に巻き込まれたりした時、
人間は無意識かつ反射的に足を地面につけてバイクを支えようとします。
もしくは、転倒時にバイクと路面との間に足が挟まってしまう場合が考えられます。
その瞬間、大きな荷重が足首という細い関節に一気に掛かる状態になります。
そうなると、足首が負荷に堪え切れず、打撲や捻挫、場合によっては靭帯損傷や骨折等につながってしまう恐れがあるのです。

2. 足首を損傷するとどうなるのか

足首は、歩く・走るといった人間の基本動作を支えるために、
無数の小さな骨と靭帯が複雑に組み合わさって作られた、デリケートな構造をしています。
腕や太もものように比較的大きい骨と異なり、
足首という小さな範囲にある細かい骨や靭帯が損傷した場合、
完治への難易度が高くなるケースがあります。
にもかかわらず、「足首の怪我くらい、治ればまた乗れるだろう」と思っているのであれば、それは大きな誤解です。

足首は歩行のために重要な部位であるのはもちろん、バイクを操る際にも
バイクのステップを踏み込む繊細な荷重コントロールや、リアブレーキの加減を担っているばかりでなく、
リアタイヤのトラクションを感じ取るなど、ライダーにとって、足の裏から伝わる情報も多くあります。
コーナリング中にステップへ加重し、車速をコントールするためにリアブレーキを正確に踏み込む。
これらの一連の動作に柔軟な足首が果たす役割は大きいのです。

つまり、足首を守るということは、意のままにバイクを操りたいというライダーの喜びの実現にとって大変重要なことなのです。

3. ローカットの靴でバイクに乗るというリスク

上記のようにバイクを乗る際には足首を守る必要があるということは何となく知ってはいるものの、
ちょっと近くのコンビニに行くから、あるいは、街中で機敏に歩き回りたいからと、
スニーカーやローカットの靴でバイクに跨るライダーもいらっしゃるかと思います。

しかし、一般的なローカットの靴は、バイク乗車時の機能を想定されて作られたものではないため、
シフトペダルをカチャカチャと操作するだけで、左足の甲には地味にストレスがかかり続けますし、
万が一の転倒時には、くるぶしを保護する機能もありません。

一方で、ハイカットの形状を持つライディングシューズや、本格的なライディングブーツを履いていると、 大きなバイクを操るときの安心感も高まり、
万が一の転倒時でも足首を物理的に保護してくれるため、大きな怪我を負うリスクを減らし、ダメージを最小限に抑えることにつながるのです。

まとめ:頭や胸を守るのと同じ熱量で、足首も守ろう

バイクのキーを回すとき、ふとした際に自分の足元を見てください。
その靴が、あなたの大切な足首と、これからの楽しいバイクライフをしっかりとサポートしてくれるものであってほしいと願っています。

頭部や胸部はもちろん、足元を守ることの意識も高める。それが、最も賢く、長くバイクを愛するために必要なことかもしれません。

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