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鈴鹿8耐優勝記録を伸ばしたHonda HRCと高橋巧選手

例年より1ヶ月早い7月初旬開催となった2026年FIM世界耐久選手権”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース。(以下鈴鹿8耐)梅雨時期だけに走る側も観る側も天候が気になっていましたが、決勝当日はほぼ1日雨となってしまいました。
予選では5連覇を目指す#30 Honda HRC がトップタイムを叩き出し、トップ10内には、6位に #5 F.C.C. TSR Honda France、7位に#17 Astemo Pro Honda SI Racing 、10位に#73 SDG Team HARC-PRO. Honda と4台のCBR1000RR-Rが入る、ホンダ勢としては幸先のいいスタートなりました。


ウェットコンディションの中、予定通りレースはスタート。ポールポジションからスタートしたHonda HRC高橋選手は、一時的にトップを明け渡すものの11周目に再びトップに立ち、このまま一気に差が開くのかと思いきや、再びトップを奪われてホンダファンにとってはやきもきする時間が過ぎていきます。ピットストップのタイミングで再びトップに立つと、変わってコースに入ったジョナサン・レイ選手が他を寄せ付けないペースで周回を重ね、トップの地位を揺るぎないものにしていきます。その後、高橋選手、レイ選手ともに安定したペースで周回を重ね、トップを明け渡すことなく走り続けてチェッカーフラッグを受けました。
チームは単独トップとなる5連覇を達成。高橋選手は自身の最多優勝記録を8へと伸ばし、この圧倒的な記録はこの先破られることはないのではないか?と誰もが思ったことでしょう。トップ10には、8位 #73 SDG Team HARC-PRO. Honda 、9位 #88 Honda Asia-Dream Racing with Astemo 、10位 #40 Team ATJ with docomo Business と計4台のホンダ勢が入り、CBR1000RR-Rの安定したパフォーマンスを証明したカタチとなりました。

#73 SDG Team HARC-PRO. Honda

#88 Honda Asia-Dream Racing with Astemo

#40 Team ATJ with docomo Business

 

改造範囲の狭いマシンで戦うSST(スーパーストック)クラスもHondaが制する

2022、23年の8耐でHonda ワークスチームのライダーとして優勝経験のある長島哲太選手を擁する#52 NCXX RACING with RIDERS CLUBが予選でクラス2番手、総合順位でも21番手という好位置からスタートし、亀井雄大選手、伊達悠太選手とともに順調に周回を重ね、中盤以降は総合14番手、クラストップを維持してゴールラインを通過、クラス優勝を果たしました。これにより、EWC、SST両クラスともにHondaが獲るというホンダファンにとっては、うれしい結果となりました。さらにSSTクラスは、シーズンを通して参戦しているポーランドのチーム“#77 Wójcik Racing Team  SST”がクラス3位に入賞し、シリーズランキングはトップと19ポイント差の2位で、最終戦のボルドール24時間を迎えます。

#52 NCXX RACING with RIDERS CLUB

#77 Wójcik Racing Team  SST

 

2026年はEXP(エクスペリメンタル)クラスにHondaからサステナブルを意識した2チームが参戦

#51 Honda Hamamatsu ESCARGOT RT with DREAMO

#112 Honda Tochigi Racing & Koyokai Dream Racing

市販の4ストローク1000cc以下のバイクをベースに耐久レース用に手を加えられた車両で競うのがFIM世界耐久選手権ですが、現在EWCとSSTの2クラスが主軸のレースであり、各クラスを簡単に説明するとEWCが手を入れられる範囲が広く、SSTはノーマルに近い車両を使用したクラス。そして、それらとは別に実験的クラスとしてEXP(エクスペリメンタル)クラスがあります。このクラスに二酸化炭素を吸って育った藻から生成したバイオエタノールと、ガソリンの合成燃料を使う#51 Honda Hamamatsu ESCARGOT RT with DREAMO と#112 Honda Tochigi Racing & Koyokai Dream Racing の2チームが参戦し、いずれもが完走しました。

 

終始ウェット路面で3度のセーフティカーが入る、記憶に残る回


始めから終わりまで、路面が完全なドライコンディションになることがなかったのは、47回を数える長い歴史のなかでも珍しく、さらにセーフティカーが合計で約2時間、さらにセーフティーカーランのままゴールを迎えることは珍しいことでした。ただ、それがリアルなレースだからこそなのです。そう筋書きのないドラマ、脚本のあるアニメや映画とは違う魅力なのです。そんな、次の瞬間に何が起きるかわからないワクワクドキドキが感じられる鈴鹿8耐を来年は見に行きませんか?

 

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