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大型バイクとしての『HAWK 11(ホーク11)』は結局どうなのか?【HAWK 11に、乗る /総集編①】

2022年9月29日にHAWK 11が発売されてから半年以上の時間が経った。そして、その時間の中で『他には無いHonda』としてのHAWK11の立ち位置が明確になってきた!

Hondaにとって『HAWK 11』はどんな立ち位置のバイクなのか?

2022年の大阪モーターサイクルショーにおいてHAWK 11が初披露。その時に賛否両論、様々な意見が飛び交ったことは今でも記憶に新しいことです。

そして発売に先駆けてこの『HAWK 11スペシャルサイト』がオープンし、私(北岡)は色んなカタチでHAWK 11に関わることができました。

 

発売に先行して行われたメディア試乗会から始まり、ツーリング適性を体感するために遠乗りもしたし、聖地・阿蘇も走った。そのうえで個別にインタビューした開発の関係者は実に12名……自慢ではありませんが、HAWK 11のオーナーさんの『次くらい』にはHAWK 11に詳しくなったんじゃないかと思っています。

 

そして発売から半年の時間が経ち(外部ライターの身ではありますが)私なりに思うところもあるので、ここでひとつまとめてみようと思います。よろしければお付き合いくださいませ。

このバイクに触れる機会を得てからというもの、色んなことを知ることができました。その中で最も強く感じていることが何かと言えば、それは『何もかもが他のバイクと違う』ということです。

そもそもの話、HAWK 11はHondaの社員のひとりが『こういうバイクがあったらいいな』と考え、Hondaというメーカーの行く末までも踏まえて上層部に提案。それが採用されたことからはじまっています。

 

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いち社員の想いがカタチになって、実際に製品として世に送り出される。それを聞いた時には『やっぱりHondaは夢のある会社だなぁ』なんて思ったものだけど、実際問題としては、その道のりは『かなり平坦ではなかった』という印象です。

だって、HAWK 11はそもそものスタイルからして超個性的。何と言ってもロケットカウルです。歯に布を着せずに話をしていいならば、そのコンセプトは『幅広く受け入れられて、爆発的に売れるものではない』というものでした。

だけどHondaは、それを『やってみよう!』 と実行に移した。ある意味で商売を度外視した、日本専用モデルとして。その経緯を営業セクションの人に話を聞いた時には、Hondaはやっぱり他のメーカーとは違うんだということを痛感しました。

 

なぜなら、Hondaほどの規模を誇るバイクメーカーにとってもHAWK 11というバイクは『挑戦』だったからです。

 

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Hondaとして、純粋に『作りたいものを作った』というHAWK 11は、だからこそ尖った存在になっています。HAWK 11は今、世の中にある新型バイクの中において最も『市場に迎合しないバイク』だと言ってしまってもいいかもしれません。

HAWK 11の中に感じるHondaの本気

 

そして『Hondaとして作りたいものを作る』という“意志のあるバイク”だからこそ、プロジェクトを指揮するLPLにはHonda社内でも特にこだわりの強いとされる人物が据えられ、その高い要求に応えられる精鋭が各部門から集結。強力なリーダーの指揮下で一切コンセプトがブレることなく、一気にHAWK 11は創り出されることになりました。

 

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で、ここで少し気にしてほしいのが『各部門から精鋭が集結した』というところ。

 

 

私(北岡)は先にも言った通り、このHAWK 11スペシャルサイトで総勢12名もの開発関係者にインタビューを行ってきたのですが、それらの人々の経歴が……なんというか輝かしい人ばかり。本当の意味で『Honda開発陣の精鋭チーム』が担当したのがHAWK 11というバイクだと感じています。

 

その結果として、HAWK 11はレトロ感すら漂うロケットカウルのスタイルからは想像もつかないほどのハイパフォーマンスを手に入れることに……それはある意味、ストリートを走る大排気量スポーツとして最高のバランス感でした。

 

続編ではその『驚異的な走り』について、改めて触れてみたいと思います。よろしければ続編もお読みください。

 

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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