愛車の呼び方はライダーそれぞれ違った呼び名があると思います。
君付け、ちゃん付けがメジャーだと思いますが、今回紹介する曲山さんはHAWK 11を貴婦人に見立ててさん付けするほどHAWK 11を愛しているオーナー様。
HAWK 11との馴れ初めと魅力を語ってくれました。
HAWK 11のために大型免許を取得
曲山さんは40年以上前にバイクの免許を取り、3年ほど前にもう一度乗り始めたリターンライダー。
昔もリターンしてから250クラスに乗って楽しんでいた曲山さんですが、ある時息子さんからCBR600RRを譲り受けます。 ですが250しか乗ってこなかったため不安が大きく、まずは400から慣れるためにCB400SBを購入。 CBRのためのステップアップに乗るつもりでしたが、想像以上にいいバイクだったため自分のバイクライフはCB400SBで締めようと思っていたそう。
ですがそんな曲山さんに転機が訪れます。 HAWK 11が発表されたことを知り、気になってモーターサイクルショーへ実車を見に行ってみることに。
実際にHAWK 11を目の前にして跨ったとき「これだー!!」という衝撃を受けたといいます。
「あれは衝撃的としか言いようのないインパクトでした。これまで乗っていた250やCB400SBも良かったんですが、HAWK 11のスタイリングがあまりにもカッコよくて、自分の理想としていたバイクがコレだったんです」
即購入を決意したそうですが、その時点では中免までしか持っておらず、大型免許を取りに行くことに。 ハイペースで教習所に通って9日間で大型免許を取り、9月29日のHAWK 11の発売日に無事納車。 CB400SBで締めるつもりがHAWK 11の登場によって再びバイクライフが始まってしまった曲山さん。 HAWK 11が自分にとっての上がりのバイクにしたいと考え、スピード免許取得のスピード納車でHAWK 11を手に入れました。
まるで自分のために作られたバイク
いざHAWK 11に乗って走ってみて、スタイリングだけじゃなく乗り味も気に入ったそう。
「乗ってみても最初跨った時に感じた衝撃は間違いじゃなかったと確信しました。ワインディングでも体の動きに合わせてパタパタ倒れるし、バイクを操っている感覚が最高に楽しい。それに体が置いてかれるような強烈なパワーも面白い部分でした。これまで乗ってきたのが250クラスが多かったので、そこから考えるとHAWK 11は100馬力くらいアップしてることになるんですが、初の大型とは言えこんなに速いのかともう一回衝撃を受けました」
HAWK 11のカスタムも進行中
現在では自宅の仕事場を改造してHAWK 11専用のガレージを作ったという曲山さん。 HAWK 11のオプションパーツや他車のカスタムパーツを流用して自分なりのHAWK 11ライフを楽しんでいるそうです。
デイトナ製のライダーステップやオイルフィラーキャップ、バーエンドなど細かい所にも手が加えられています。 HAWK 11用ではないのですが、HRCリムステッカーも個性的。
特に印象的だったのがHAWK 11のフェンダーレスキット。 フェンダーが短くなったことでタイヤがノーマルより太く見え、リアビューの迫力も増していました。
今後はモリワキのスリップオンマフラーを装着予定とのこと。 理想のバイクをさらに手をかけてカスタムしていってる様子にHAWK 11愛を感じました。
さん付けするほど気品を感じるバイク
「HAWK 11は自分にとって貴婦人なんです。どこか気品があってスマートな美しさを持ったバイクなのでとてもちゃん付けでは呼べず、さん付けで呼んでます笑」
普段は自宅近くのワインディングを走りに行ったり、HAWK 11で奥さんとタンデムツーリングに出かけてHAWK 11ライフを楽しんでいるそうです。
ライダーそれぞれに理想的なバイク像はあると思いますが、曲山さんほど理想像にピッタリなバイクに出会えたライダーさんは珍しいと思います。 これからさらにHAWK 11の愛を深めていける曲山さんのバイクライフは他のライダーから見ても羨ましいものでした。
【文/佐藤快(外部ライター)】【写真/渡辺昌彦】