ツインの鼓動感を楽しみたくてHAWK 11に乗り換えたのが渡辺さんです。 エンジンのフィーリングは期待通り。 美しいスタイリングとハンドリングにも満足していると言います。
そんな渡辺さんにとってHAWK 11がどんなバイクなのか、詳しくお話をうかがってみることにしました。
ツインの鼓動感を楽しみたくてHAWK 11を購入
渡辺さんは、CB1300SFに乗っていました。 完成度が高く、意のままに走ってくれるCB1300SFに十分満足していたと言います。
「CB1300SFはとても良いバイクでした。4気筒の鋭い吹け上がりがと滑らかなエンジンフィーリングが大好きだったから、乗り換えたいなんて考えたこともありませんでした。でも、一方でツインの鼓動感がどんなものなのか、気になっていたんです」
ツインのロードスポーツに乗ってみたいという思いは少しずつ膨らんでいきました。 そんな時、タイミングよくHAWK 11が発売されることを知ります。 
「馴染みのドリーム店でHAWK 11が気になっていることを話したら、店長にプッシュされまして(笑)。とても気になるバイクだったので、乗り換えることにしたんです」
気に入っていたCB1300SFから乗り換えたいと思うくらい、HAWK 11が魅力的なバイクに見えたのだそうです。 ネイキッド歴が長い渡辺さんですが、実はカウル付きのバイクが好きで、以前はNSR250RやVFR400Rなど、ホンダのレプリカマシンを所有していた経験があります。
でも、ロケットカウルのバイクはHAWK 11が初めて。
当初は、これまで乗ってきたカウル付きのバイクと同じようなものだろうと考えていたそうですが、自分のマシンとなって、色々な場所に出かけるようになると、これまで乗ってきたカウル付きのマシンとは、違った美しさがあることに気がついたと言います。 
「最初は特に気にしていたわけではないんです。でも色々な場所に出かけてみたらロケットカウルとデザインが素晴らしいことに気が付きました。
色も渋いし、天気が良い時にバイクを眺めた時、艶めき方というか、陰影がとても美しいんです。このスタイルが注目されるようで、出かけると色々な場所で話しかけられるんですよ。
『カッコいいバイクに乗っているんだ』という優越感に浸れて気分が良いですね。」
エンジンの鼓動感とハンドリングに夢中
ツインのパルス感と排気音の心地よさは期待通りでした。
今まで所有してきたバイクとは、異なるエンジンのフィーリングを堪能している渡辺さんですが、ワインディングを走ってみたところ予想以上に素晴らしいハンドリングであることを知り、あらためてHAWK 11に惚れ直すことになりました。
「HAWK 11はコーナリングマシンですね。ホイールベースが長いのに、とても気持ち良く曲がってくれます。スカイラインのように整備された道は最高に気持ちが良いです」
オーナーとして気になったことを聞いて見ると、特にないと言いながらも予想外の答えが。
「間違えて林道に入り込んだ時は辛くて大変でした(笑)。セパハンでオフロードを走るもんじゃありませんね(笑)」 
ツーリングメインでHAWK 11を使ってみると「なるほど」と思うことがありました。 セパハンは長距離走行よりもコーナーリングを楽しむためのポジションであることを再認識したのです。
以前レーサーレプリカに乗っていたのでセパハンのポジションには慣れていますが、それでも気持ち良く走れるのは200kmくらい。 その代わりに、この200kmを走ることがとても充実しているのだそうです。 
「短い時間で十分に楽しめます。『半日だけの自由』というコンセプトどおりのバイクだと思いました。
自分だけの時間が、更に楽しくなるバイクだという感じがしています」 今後はマフラーやタイヤを変えて、マシンのフィーリングの変化を試してみたいとのこと。
走る楽しさを更に濃密なものにして、HAWK 11を楽しみ尽くすつもりでいるようです。
【文／後藤武(外部ライター)】 【写真／渡辺昌彦】
