『HondaGO BIKE RENTAL』でレンタルできるのはバイクだけではありません。なんとバイクと一緒にキャンプ道具も借りられちゃうんです! というわけで400Xと一緒に『専用キャンプツーリングセット』も借りて実際にキャンプツーリングをやってみようというこの企画。第4回目となる今回はいよいよキャンプ場に到着です!
キャンプ場へ到着、その前に!?
ホンダドリーム戸田美女木を出発後、外環自動車道から関越自動車道路へ。花園インターチェンジを降りて秩父にあるキャンプ場の近くへやってきました。…が、ちょっとここで寄り道。キャンプ場に行く前にやっておくことがあるのです。
それは食料の買い出しです。もちろんキャンプ場に到着してテントなどの設営を終わらせてから改めて買い物に出かけてもOK…なのですが、テントサイトで一度落ち着いてしまうと、もう一度出かけるのはなかなか面倒になるもの。道中見かけたスーパーやコンビニなどで、その日の夜と次の日の朝の食料などは買い揃えておきましょう。
またキャンプ場でよく出くわすのが砂利道です。キャンプ場の入り口からサイトまでは未舗装であることも多く、初心者ライダーにはちょっと手強いかもしれません。砂利道走行のコツは、とにかくスロットルもブレーキも穏やかにコントロールして極力バイクを直立させたまま走ること。ですが、レンタルバイクの場合、慣れない車両ということもあり、不安があるならキャンプ場の入り口で荷物を下ろして歩いて入場するなんて選択肢も大いにあります。旅を楽しむためには無理しないことが一番です。
ちなみに『HondaGO BIKE RENTAL』の規約を読むと「ダート走行禁止」の一文がありますが、キャンプ場など砂利道は、この「ダート走行禁止」の状況には当てはまらないそうです。
キャンプ場に着いたらとにかく設営
キャンプ場に着いて受付を済ませたらまずやること。それはテントサイトの設営です。テントサイトは言ってみれば一晩限りの自分の陣地。キャンプを楽しむためには何の場所にテントを立てて、どうくつろぐかが非常に重要になってきます。
それだけにテントサイトのロケーションには拘りたいものです。キャンプ場によってはあらかじめテントを設営する場所と範囲が決められてしまう「区画サイト」もありますが、「フリーサイト」の場合は常識の範囲でどこに張ってもOKということ。
混雑時にはテントを張る場所が選べないこともありますが、空いていればテントをどこにどの向きで張るかはあなた次第。どんな景色を見ながらくつろぎたいかを考えてテントの張る向きを考えましょう。
テント、チェア、テーブルと、キャンプ場で組み立てる物はたくさんあります。今後、焚き火したり料理に凝ったりすればその分荷物が増え、組み立てるアイテムも増えます。これらのアイテムの設営作業を面倒と思うか、一つのレクリエーションと捉えるかで楽しさが変わってきます。どうせなら楽しんだ方が得ですよね。
テントなどの設営は、慣れれば10分程度で終わる作業ですが、まったくの初めてなら組み立て方の勝手がわからず1時間くらいはかかるものと考えましょう。
それにテントサイトがフリーサイトの場合、場所選びは早い者勝ちです。同じキャンプ場でも景色の見え方、ロケーションは色々。できれば早めに到着して居心地のいい場所を確保したいものです。キャンプが初めてならなるべく早めに現地に到着するのがベター。遅くとも3時にはキャンプ場に到着して明るいうちに設営作業を終わらせておきたいものです。
夕食作り&焚き火に挑戦してみよう
設営が終わったらもう自由時間。就寝するまで何をするのも自由、逆に何もしないのも自由です。地図を見ながら今日走ってきたルートを思い返すのもいいですし、明日どこへ走りに行くかを考えるのもいいでしょう。『HondaGO BIKE RENTAL』専用キャンプツーリングセットには、お湯を沸かせるセットも含まれていますので、優雅にコーヒーを飲みながらくつろぐなんてこともできちゃいます。
また最初のうちはテントやテーブルなどの設営で手一杯かもしれませんが、余裕があるならぜひ夕食作りや焚き火にも挑戦してみませんか? 今回は『HondaGO BIKE RENTAL』専用キャンプツーリングセットに組まれている「JETBOILL フラッシュ」と「mont-bell アルパインクッカー」を使ったお手軽パスタと焚き火を紹介します。
ジェットボイルで作るお手軽パスタ&スープ
『HondaGO BIKE RENTAL』専用キャンプツーリングセットに組まれている「JETBOILL フラッシュ」は、カートリッジガスを使って簡単にお湯が沸かすことができるアイテムですが、フタに湯ぎり機能があり、茹で料理のパスタ系の食材ととても相性がいいんです。
作り方は簡単。お湯が沸いたところで、サラダ用のスパゲッティを投入します。あえてサラダ用のスパゲッティを使うのは、第一に早く茹で上がるので燃料の消費が少ないこと。またマカロニやペンネタイプならプラスチックケースに入れておけば潰さずに持ち運びが可能で量も調節しやすいからです。
また調理に関しても、茹でて、湯ぎりして、パスタソースを和えれば終わりなので超簡単です。しかも、湯ぎりしたお湯でスープを作れば2品が同時に出来上がるという手際の良さ。
アウトドアでの料理の基本は、とにかく簡単、早い、温まるの3つです。JETBOILLで作るお手軽パスタ&スープなら、お手軽なのでキャンプ初心者でも失敗がありません。
憧れの焚き火に挑戦してみよう
キャンプ場で焚き火をいじりながらボーっとしている時間はリラックスできてとても癒されます。日常生活で火を見る機会は最近ものすごく減ってきていることもあってか、キャンプの非日常感を何倍にもしてくれるのがこの焚き火。キャンプに行く目的が焚き火という人もいるくらいです。
近年は、焚き火台でなら焚き火OKのキャンプ場も増えており、非常に焚き火がやりやすくなっています。またアウトドアメーカーからは焚き火台も登場しています。
バイクキャンプの焚き火台として便利なのは、一般的な40cmサイズの薪がそのまま乗せられる大きさで、折り畳み寸法が小さいものがおすすめです。
燃料となる薪は、最近のキャンプブームのおかげで大抵のキャンプ場で手に入れられます。また売られている薪はしっかり乾かされて火付きがよく、失敗することもまずありません。
焚き火の火起こしはなんだか難しそうなイメージがありますが、市販の着火剤とよく乾いた薪さえあればなんなく火が付けられるはずです。焚き火にも色々楽しみ方がありますが、最初は無理せず、市販の着火剤と買った薪を使いましょう。
焚き火台に薪を組んだら、底の方に着火剤を仕込み、ノズルが長いタイプのライターで着火。火が下から上へ燃え広がることを考えながら着火剤の置く場所を決めましょう。焚き火は燃焼という化学反応です。熱がある程度内部でこもるように薪を組んであげれば、自然と燃え広がります。
不思議なもので焚き火は何時間でもいじっていられます。しかも、眠くなったら側にはテントがあり、中には暖かいシュラフとマットが用意されています。バイクを眺めたり、焚き火をいじったりしながら、眠くなったらすぐに寝ることができるとはなんと素晴らしいことでしょう!? 『HondaGO BIKE RENTAL』専用キャンプツーリングセットを利用すれば、こんなにお手軽にキャンプデビューできちゃいます。
【文:谷田貝 洋暁(外部ライター)/写真:関野 温】